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第9回:広角レンズテスト その1-1

解説::湯浅立志/フォトグラファー http://homepage3.nifty.com/y2/
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DNPフォトルシオさんより、645DFシリーズ用の広角レンズをお借りすることができたので、今回はそのテスト結果について書こうと思います。

●新旧の広角レンズを比較する

マミヤの中判デジタルカメラ、645DFシリーズは、フィルム時代のカメラ645AFのレンズと互換性があります。マウントが共通であり、かつ、フォーカスもAFなので、古い645AF時代のレンズをお持ちの方も多いと思われます。

かく言う僕ですが、中判デジタルは、ハッセルVマウントから入り、その後、マミヤに移行したという経緯があります。理由はハッセルVマウントではマニュアルフォーカスだったことと、広角レンズが少ないことでした。

フォーカスがマニュアルというのは、若い頃はそれほど気になりませんでしたが、50歳を過ぎた現在、老眼も進行してきていますし、右目は白内障も発症しています。仕事で主に使う35mmタイプのカメラはAFなので、以前と同じように使えますが、ピントグラスで目視で手でピントを合わせるのは、もはや無理です。たぶん、世の中にAFがなかったら、とっくの昔にプロカメラマンは辞めているかもしれません。それほどAFの恩恵は大きいのです。

さて、マミヤに切り換えて、1からレンズを揃えていくのですが、ただでさえ金額の張るデジタルバックを購入して、さらにレンズを揃えていくのは、なかなか大変なことです。

そこで僕は、最新のレンズではなく、フィルム時代の645AF後のレンズをオークションなどで探して、安く手に入れて使っています。ただ、最新のレンズと比べるとやはり劣るだろうと、常にその気持ちを抱えてきました。

今回のテストのテーマは旧型のレンズと最新のレンズ、どれほど違うのか? をテストの主題としてみたいと思います。

お借りしたレンズは以下の2本です。

  photo photo
    PHASE ONE AF35mmF3.5D   PHASE ONE AF45mmF2.8D
標準価格(税込)   399,000円   399,000円
レンズ構成   9枚7群   9枚7群
最小絞り   22   22
最短撮影距離   0.35m   0.45m
フィルター径   77mm   67mm
重量   480g   492g
画角(35㎜カメラ換算値)   22mm   28mm

僕の個人所有のレンズは以下の2本です。

    マミヤセコールAF35㎜F3.5   マミヤセコールAF45㎜F2.8 D
最小絞り   22   22
最短撮影距離   0.35m   0.45m
フィルター径   77mm   67mm

35mmはオークションで安く手に入れたものです。使えればラッキーくらいのつもりでした。45mmはマミヤの中判デジタルカメラを買ったときに、標準の80mmの1本だけではどうにもならなかったので、新品購入しました。

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