●リチウムイオン電池オプション
645AFDの時代から、バッテリーは単3が6本の仕様です。
多くのユーザーがそうしていますが、バッテリー消費が激しいので、エネループを使うことが多いと思います。1日の撮影でエネループ1セットでは足りず、2セットくらいは使ってしまいます。
海外での撮影では、予備電池を相当持っていくなどの準備が必要でした。
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Mamiya DM28 645DF+カメラキットでは、リチウムイオン電池のオプションができました。
カタログスペックでは1回の充電で10,000ショットということなので、このバッテリーを使うことにより、丸1日撮影でもカメラの電池がなくなると言うことはほとんどないと思います。
先月、このバッテリーを手に入れたのですが、まったく電池が減りません。どこまで使えるのか、テストもできないくらいです。
普通のカメラマンならこれ1つで十分でしょう。
アウトドアの撮影で、朝から夜まで、撮りっぱなしというフォトグラファーなら予備が1個必要なくらいでしょう。
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リチウムイオン電池と、そのチャージャー。 |
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645DFからはレンズシャッター付きのレンズが使えるようになったのも大きな変更点です。
レンズシャッター付きレンズはMamiya AF80mmF2.8LS-Dのように、名前の後ろに「LS」と付いています。
シャッタースピードが1秒から1/1600秒の間はレンズシャッターを使用し、それ以外はフォーカルプレーンシャッターになります。
カメラの液晶表示で左のようにレンズシャッターを使っている時は「LS」とアイコンが出ます。
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1/2,000秒のようにそのレンジを外れるとフォーカルプレーンシャッターに切り替わります。表示は「FS」になります。
これは自動的に切り替わり、フォトグラファーは意識しなくても大丈夫です。
ただ、ストロボ撮影では最高シャッタースピードを1/1,600秒までにすることを忘れないように。
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●V-Gripを装着する
マルチバッテリーパックV-Grip Air GB401に付いても解説しましょう。
左はマルチバッテリーパックV-Grip Air GB401です。本体と、三脚用のクリックシューマウント(アルカスイス規格)、ハンドグリップが付属しています。
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グリップの底の部分にはバッテリーが入ります。
このフタの中にはマミヤ645DF、DF+のファームウェアを更新する時に使うUSBポートがあります。
マミヤ645DF、DF+はこのV-Grip がないとファームウェアの更新ができません。もちろん、メーカー持ち込みすればカメラ本体だけでもよいのですが。ユーザーが自分で更新しようとした時には、このグリップが必要になると言うことです。
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ここに入るバッテリーはPhase One Pシリーズ、IQシリーズ、Leaf Credoのバッテリーを共用です。
単3の電池を使うよりも、ここにバッテリーを入れて使った方が、電池の持ちは良いです。単3電池は予備として考えるくらいでしょう。
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単3電池を入れたところ。
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単3電池を使うか、リチウムイオン電池を使うか、このスイッチで切り換えます。 |
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その横にはPro Photoストロボ使用時のシャッタースピードで切り替えるスイッチ。
レンズシャッター使用時、1/320秒以下なら「STD」モードで、それ以上のシャッタースピードなら「FAST」モードにします。
だったら常時「FAST」モードでもよいと思いますが、その状態で常時使っていると、バッテリーの持ちが悪くなるということです。
撮影画像の差はありませんでした。
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付属の三脚マウントをカメラ本体に取り付けたところ。
V-Gripを使わず、このクイックマウントだけを使っても便利です。
RRSなどでマミヤ645の縦位置横位置用のマウントを探すと、2万円以上しますから、それを考えると、このマウントが付いているのはうれしいです。
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V-Gripをカメラ本体に取り付けたところ。
三脚マウントも取り付けています。このようにも使えるし、三脚マウントを取り付けないでV-Gripだけを付けることも可能です。
三脚マウントの欠点としては、レンズ交換のスイッチがこのマウントの中に入ってしまうので、レンズ交換しにくくなってしまうという点です。
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この状態でV-Gripを付けたフルセット。デジタルバックまで入れると、相当な重量になります。それでも、縦位置でモデル撮影する機会が多いフォトグラファーには、便利なグリップです。
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V-Gripとカメラ本体の取り付けに関してですが、ネジをきつく締めても、若干のぐらつきがあります。
モデル撮影では気にならないのですが、スタジオで物撮りをするときはこの程度のぐらつきだと支障が出ます。
モデル撮影用としてV-Gripは考えておいた方がよいでしょう。
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