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第5回:アンコールワットをPhase One IQ160で撮る part2-3

●旅行で撮影する際の準備と注意

アンコール遺跡群の内部では三脚の使用は禁止されています。ただ、遺跡内部だけなのか、この地域全域なのか? 定かではありませんでした。遺跡の中でも三脚を使っている人も見かけましたが、他人がやっているからイイ、と言うものではありません。日本に比べて写真撮影に関しては緩い規制ですが、このままだといつかは規制されるでしょう。できるだけ長い期間、僕たちフォトグラファーが自由に撮れる環境であるためには、フォトグラファー側も注意を払って行動するべきです。

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ホテルに戻ってからは、撮影データのコピーが重要です。

持っていったパソコンはMacBookAirの11インチですが、これの内蔵HDDは128GBなので、僕と女房2人分の撮影データを全部入れるのは無理です。右側に見えるのは外付けのHDDです。1つはthunderbolt接続のタイプ、もう1つはUSB接続のタイプ。どちらも500GBです。

カードからまずthunderbolt接続のHDDにコピーして、まとまったところで、それをもう1台のUSB接続のHDDにバックアップする、という方法です。カードは32GBと16GBのものを数枚持っていきましたので、現地で消すことなく、保存しておけます。

つまり、撮影されたデータはカード、外付けHDD2台、の合計3カ所に同じものがあることになります。海外での撮影ではこのように3カ所以上に保存しておくように心がけています。

さらに、飛行機などでの移動時はそのHDDを別々のバックにしまいます。移動時にバッグごとなくなるリスクを避けるためです。

 

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ホテルに戻ってからの一仕事は充電です。

645DFは単3電池6本で動きます。電池はエネループを使っていますが、僕の経験上、アルカリ電池よりもエネループの方が持つように思います。ただ、長期間の撮影旅行の場合、充電という作業が必要になります。6本なので、充電器も2個必要です。

最近のホテルでの問題点は、カードキーを抜くと部屋の中の電源がすべて落ちる点です。食事中に充電しようとかできないのです。充電器が1つの場合、充電後、電池の入れ替えを手作業でやるので、充電が終わるまで寝られないという事態になります。充電器が大きいので、旅行では削減したい荷物なのですが、このような状況もあるので、同じ物が2個必要と言うことになりますね。

Phase Oneの電池も充電池ですが、一度に2個充電できるタイプなので、大きさは別にして便利です。

1日の撮影で、単3電池もPhase Oneの電池もそれぞれ予備を1組持ち歩くことで足りました。

右側に見えるのはGPSロガーです。撮影場所の特定が後々楽にできます。

 

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