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第4回:アンコールワットをPhase One IQ160で撮る part1-3

これがトゥクトゥク(スーパーカブで荷台を引っ張るような乗り物)。現地での気軽な足です。ホテルの前や町中など、いたる所にいます。客引きがすごいですが、強引ではありません。ホテルからアンコールワットまで2人で往復10ドル。こちらでは基本的に米ドルが通貨です。乗る前に行き先を言って価格を交渉します。行った時は円高だったので(80円/1ドル程度)気軽に使えました。

乾期のこの時期はとにかくホコリがすごい。サングラスとマスクをしてこれに乗り込みます。


Photo

Schneider AF80mmF2.8 LS
ISO200 1/80 f16

日程にかなり余裕を取っていたので、アンコールワット以外の遺跡も回りました。この地域はアンコールワット遺跡群と呼ばれ、遺跡が点在しています。移動はトゥクトゥク、タクシーが便利です。欧米の旅行者はレンタル自転車、レンタルバイクなどで回る人も多いですね。

僕たちは昼間はホテルでゆったり過ごして、午後2時くらいから日没まで遺跡に行くというスタイルの毎日でした。とにかく日中は暑いので、カメラと三脚を担いで歩き回るのは体力的に持ちません。このゆったりしたスタイルでも、旅行の後半では足に疲労がたまり、階段から滑り落ちてしまうなど、危ないこともありました。


 

Photo

Schneider AF55mmF2.8 LS
ISO400 1/350 f8

有名な南の門ですね。カブに4人乗っているのがすごいです。

現地の人はとにかくパワフル。貧しい国ですが、一生懸命生きているのが分かります。

遺跡の方々に物売りの少女がいます。彼女たちは片言の日本語で買ってと近寄ってきます。買わないと断ると、関西弁で返したり…日々、幼少期からそんなことで生きてきているのでしょう。生きるための知恵が、言葉を覚えることにつながっています。学校で何年も英語を習ったのに話せない僕から見ると、日本人は甘いな、と感じてしまいますね。

 

Photo

Schneider AF55mmF2.8 LS
ISO200 1/160 f8

熱帯地方なので、遺跡が発見されるまでは、ジャングルの中でした。植物が遺跡を覆っています。植物による侵食も遺跡崩壊の原因でしょう。ただ、その美しさもまた惹かれるところですね。

 

Photo

Mamiya AF 35mmF3.5
ISO200 1/80 f9

このレンズは絞りすぎるとよくないので、f8前後くらいまでで使うようにしました。広角とは言え、中判デジタルは被写界深度が深くないので、絞りたいところですが。

 

Photo

Mamiya AF 35mmF3.5
ISO400 1/125 f7.1

三脚を使えるところでは使って撮影をしています。ですが、三脚を使ってもぶれます。がっしりとした大型三脚を使用するべきですが、それを携行すると行動するのに邪魔になります。特に1日歩いて行動するような場所では、三脚の選択は難しいものがあります。

IQシリーズだと、撮ってすぐに拡大して確認することが簡単なので、その場で撮り直すことが簡単です。この点がPシリーズとは次元の違う使い勝手でしょう。

 

Photo

Mamiya AF 35mmF3.5
ISO50 1/13 f11

午後になると遺跡の回廊は僕の好きな陰影を出してくれます。回廊の柱をシャープに記録したいので、絞って撮影しています。でも、三脚が使えないのでそこそこのスピードが必要ですが。

 

Photo

Schneider AF55mmF2.8 LS
ISO400 1/250 f10

手持ちで中判デジタルを使う時は、ピントの位置と手ぶれに気をつけます。当たり前なのですが、ここまでの高画素のバックだと、些細なミスも気になってしまうのです。

 

Photo

Schneider AF55mmF2.8 LS
ISO400 1/320 f8

sensor+を使っても十分な画素数があるという点は、IQシリーズの大きな特徴ですね。こういう旅行での撮影では、撮れる場所が大幅に広がります。

 

Photo

Mamiya AF 35mmF3.5
ISO3200 1/60 f6.3 sensor+

美しいぼけ…中判デジタルのメリットですね。今は足しか残っていない仏像ですが、その空気感をも写してくれたと思っています。

 

Photo

Schneider AF80mmF2.8 LS
ISO400 1/320 f3.5

Prae Roup Templeの頂上付近です。この写真が今回の旅行では最後の方になります。日没を撮影して、そのままシェムリアップ国際空港へ行き、夜11時くらいの便で韓国の仁川国際空港へ帰りました。ギリギリまで撮影三昧ができるアンコールワットは、本当に素晴らしい立地です。

この写真で分かるように、遺跡への立ち入りは非常に緩いです。遺跡に登れるかって? これでは遺跡を保存していくことは難しいと感じました。ただ、写真を撮る上では助かるのも正直なところ。三脚を使っても注意する人は少数です。だからといって使ってよいわけではありませんが。自由に写真が撮れるという意味で、フォトグラファーには天国です。

自由に写真を撮りたい、でも、遺跡の保存も考えないと…そんなジレンマを感じたのも今回の旅では大きい収穫でした。

 

Photo

Mamiya AF 35mmF3.5
ISO400 1/125 f5.6

今回は遺跡を中心に見ていただきましたが、次回はカンボジアの遺跡以外の写真とともに、IQ160のことを書いていくつもりです。お楽しみに。

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