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第4回:アンコールワットをPhase One IQ160で撮る part1-1

解説::湯浅立志/フォトグラファー http://homepage3.nifty.com/y2/
Flickr: http://www.flickr.com/photos/tatsphoto/
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今回は、海外旅行で撮影をするという観点から、中判デジタルの使い勝手を書いてみたいと思います。

●アンコールワットは被写体の宝庫

少し時間が経ってしまいましたが、去年の年末から年明けに掛けて、カンボジアのアンコールワット遺跡群に行ってきました。その際に、中判デジタルで撮影してきましたので、旅行記風に解説をしていきます。

持って行ったデジタルバックはPhase One IQ160です。使用カメラはマミヤ645DF。レンズはSchneider AF55mmF2.8 LS、Schneider AF80mmF2.8 LS、Mamiya AF 35mmF3.5、Mamiya 120mmF4 Macroの4本です。

  Phase One IQ140
  photo
CCDセンサー 53.9×40.4mm
8984×6732(6050万画素)
ISO感度 50〜800
撮影間隔 約1コマ
シャッター速度 最長60秒
焦点距離換算 約1×
ピクセルサイズ 6×6μ
画像ファイルサイズ(IIQ-L 1枚) 約60MB

詳細はこちら

アンコールワットは、個人的に、以前から行きたかったところの上位でした。仕事柄、海外での撮影もなくはないのですが、仕事で行ったとしても観光地をゆっくり回るなんてことはあり得ないので、できればプライベートでゆっくり時間を取って、写真を撮りながらと言うのが理想です。

筆者はフリーのカメラマンですが、休みが取れるようでままなりません。というか、普通の会社員の方よりも休めないのが現状です。今年は暦の並びも良く、さらに、女房も休めることになったので、チャンスとばかりにアンコールワットに8日間、行くことにしました。

アンコールワット旅行は日本だと海外旅行の目的地のピークは過ぎた場所です。海外旅行には時代によって、流行がありますから。今はボリビアのウユニ塩湖でしょうか。アンコールワットの近くには国際空港があるのですが、そんなこともあり、日本からの直行便がありません。カンボジアというアジアの中にありながら、乗り継ぎで行かなければならないという、近くて遠い場所です。アンコールワットに行くには韓国、ベトナム、カンボジアなど、経由地があり、今回、僕たちが使ったのはコリアンエアで釜山経由という行き方でした。帰りの便はソウル仁川空港から金浦空港移動で羽田空港という、かなり変則的な旅程でした。

アンコールワットの近くの空港はシェムリアップ国際空港で、そこからアンコールワット観光の中心となるシェムリアップまではクルマで30分ほど。ホテルから遺跡まで、クルマ、トゥクトゥク(スーパーカブで荷台を引っ張るような乗り物)で30分程度と、非常にコンパクトにまとまった地域です。

アンコールワットは今更ここで説明するまでもないですが、世界遺産に早い時期から登録されている名所でもあります。あまりに有名なので、世界中から観光客が訪れます。それを見込んで、シェムリアップの町は発展してきました。観光で成り立っている地域なので外国人にとって便利で、そして設備も行き届いています。また、夜まで出歩いていても危険のない町で、写真を撮る上でも素晴らしいところだと思います。

さて、アンコールワットの概要は以上で止めますが、興味のある方は調べてみるとよいでしょう。

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