○Capture Oneで自分のイメージを写真に反映する
Capture OneはRAW現像ソフトであると同時に、写真をイメージ通りに仕上げるソフトでもある。写真を仕上げるソフトというと昔はAdobeのPhotoshopが筆頭だったのだが、複数の写真をコラージュしたり特殊効果を加えるといった凝った表現をしない限り、今や不要なのだ。
1枚の絵を仕上げていくのに必要な機能は、CaptureOneにほぼ入っている。そこで大事なのは、仕上がりのイメージ。元の写真を見て、それをどういう形に仕上げたいかをイメージし、それに必要なツールを使うべし。
ではまず千葉県で撮影したローカル線の写真から。
至近距離から広角で撮ったので遠近が強くついた上に、強い逆光で肝心のフロント部がアンダーになってしまっている。かといってフロント部に露出を合わせて撮ると背景が白飛びしちゃう。青空を維持したまま車体を明るくし、遠近感を弱めて車体の形をきれいにみせ、ふんわりとやさしい感じに仕上げてみたい。
で結果が左。
これだけ変わるのである。最初にレンズ補正をかけて色収差やディストーションをとったら、次は「露出」ツールを使う。
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