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「Capture One」スタートアップ講座

○ユーザーコレクションを使って
プロジェクトごとにきれいに仕上げる

最後にユーザーコレクションの話。大量にある写真を★やカラーだけで分類するのは難しい。1つのカタログに複数の仕事の写真をまとめている場合はなおさらだ。そのときは「ユーザーコレクション」機能を使って必要な写真だけをまとめる。ユーザーコレクションには4つのまとめ方がある。

1つめは「プロジェクト」。多くの写真の一部を特定プロジェクトのために使うときは、まずユーザーコレクションの中に「プロジェクト」を作り、その中に素材となる写真をまとめておき、そのプロジェクトの中で作業を進める。そうすればプロジェクトに無関係な写真にわずらわされることもないし、プロジェクトに登録した写真に対してフィルタをさっとかけられる。

プロジェクトを作成したら、その中に「アルバム」を作り、そのプロジェクトに関連する写真を選択してアルバムにドラッグして登録していく。必要に応じてジャンル別・テーマ別・構図別などにアルバムを作っておくとあとで作業しやすい。

スマートアルバムというのは指定した検索条件に沿った写真だけを自動的にアルバムにしてくれる機能。「★3つ」以上の写真、というスマートアルバムを作っておけば、プロジェクト内の該当する写真だけがピックアップされる。

4つめの「グループ」はユーザーコレクション内で使う「フォルダ」のようなものだと思えばいい。グループを作成し、その下にアルバムをたくさん置いて階層的に管理できる。

スマートアルバムやアルバムはプロジェクトを作成しなくても、ユーザーコレクションの下に直接置くことができるし、アルバムが増えてきたらグループを作ってまとめてやってもいい。

1つの写真を複数のアルバムに登録しておけるので、きちんと分けておけば、あとになってクライアントなどから「〜〜の写真をお持ちではないでしょうか?」と依頼があったとき、さっと探し出すことができる。

この「ユーザーコレクション」をどう上手に使うかがポイントだが、どう分けると効率的で管理しやすいかはその人の仕事の仕方や写真の整理の仕方で変わってくるので一概にはいえないが、マメに「アルバム」や「スマートアルバム」を使って必要な写真は素早く探せるようにしておくのがよいかと思う。

ユーザーに合ったさまざまなアプローチで、大量にある写真から目的の写真へ素早くアクセスできるのが、カタログ化のメリットなのだ。

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▲ユーザーコレクションとして写真をさまざまな方法でコレクションして集めておける。プロジェクトごとに作業したり、あとから探しやすいようまとめておいたりと使い方は自由(クリックで拡大)

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▲「ユーザーコレクションでは、アルバム、プロジェクト、グループ、スマートアルバムの4つを駆使できる(クリックで拡大)

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▲「猫写真」プロジェクトの中に「★3つ以上」というスマートアルバムを作成してみた。そうすると、そのプロジェクトの中から★3つ以上がついた写真だけフィルタリングしてくれる(クリックで拡大)


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