○ライブラリ機能を使って写真をセレクションする
Capture Oneといえば代表的な「RAW現像ソフト」であり、その優秀さが最初に取り上げられるのだが、このソフトを使って一番注目すべきは、デジタルフォトの整理やワークフローが改善されることだと思う。
特に、元の写真がどのフォルダにあるかをまったく意識しないでさっと探せることや、写真にタグを付けたり、使用する写真だけを選んでまとめておいてあとでざっと現像処理をかけたり、そういう作業をCapture One内で行える。そのキモになるのが「ライブラリ」機能だ。
○ライブラリモードの使い方
ライブラリモードの仕事は、写真の整理と管理とランクづけ。ここで写真を選びつつ現像する。
手順は人によって、あるいは仕事によって変わるが、まず使えそうな写真をピックアップして1つにしてから、まとめて現像処理をかけ、そこから最終的に採用するカットを選んだり、あるいは写真を見ながらその場で現像して気に入ったものにチェックを入れていき、最後にそれらをまとめて閲覧して最終候補を決めたり、あるいはある程度ラフに選んでクライアントのチェックを受けてから本現像というパターンもあるだろう。
CaptureOneはたいていのパターンに対応してくれる。まずはライブラリモードの使い方だ。写真をカタログ化して管理する一番のメリットがそこにある。
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