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「Capture One」スタートアップ講座

○カタログ作成時の注意点

カタログで注意すべきは2点ある。1つは写真(つまり元のRAWデータ)の保存先。その選択肢は2つある。1つはカタログ内に元データも取り込んでしまう方法。そうすると1つのカタログにデータベースも写真もすべて含まれるので管理は非常に楽になる。これはとにかく楽チン。ただし、ハードディスクがいっぱいになりやすい。

もう1つは、元データをカタログとは別の場所に保存する方法。カタログだけを内蔵ハードディスクに作成し、元データは外付けハードディスクにと分散させると、内蔵ハードディスクの圧迫は避けられるし、外付けハードディスクは増設していくことが可能なので管理はちょっと面倒だが効率はいい。元写真をおいておくハードディスクがいっぱいになったら増設して次からはそちらを使えばいいだけだ。

ノートパソコンで作業する場合は後者がお勧め。元データがなくてもカタログ自体は開けるので、元データごと持っていく必要がなくて安全だ。どちらがいいかは難しいが、分かりやすさ優先なら1つにまとめた方が何かとよい。

 

そして2つめの注意点はバックアップ先だ。

CaptureOneのイメージのインポートには「バックアップ」機能がある。簡単にいえば、元データの複製をCaptureOneとは関係のないところにも保存しておくということ。

バックアップ用の外付けハードディスクを用意してそちらにバックアップを同時に取っておけば、パソコンにトラブルがあったりメインで使っていたハードディスクが壊れても、バックアップ側に写真が残っているので最悪の事態は逃れられる。

写真を扱う人にとって、バックアップは必須中の必須。いつどんな拍子でデータが失われるか分からない……たとえば、故障以外にも人為的なミスで写真を消しちゃうこともある、というか個人的な経験からいうと人為的なミスで失ったことの方が多い。

撮った写真を失わないためにも、二重三重のバックアップはしなければならないのだ。そんなとかく面倒なバックアップを写真の読み込み時に自動的にやってくれるのはありがたい。

よってバックアップ先のフォルダを選んでおく。バックアップ先には写真を読み込んだ日時でフォルダが作られ、その中に写真がコピーされる。いざというときは日付から目的の写真を探すべし。

写真のインポートには他にも機能があるが基本はこれ。インポートが終了したら、次は写真の整理に入る。ここからは次回に。

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photo
▲標準ではバックアップはオフになっているがオンにした方がいい。バックアップ先のフォルダを指定するとその中に、読み込んだ日時でフォルダを作って写真の複製を保存してくれる。(クリックで拡大)




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