○カタログを作成して写真を読み込む
Capture Oneは効率的にその作業を行うために専用の「カタログ」を用意する。
Capture One上で写真を読み込むと、パソコンのハードディスクにオリジナルが読み込まれると同時に、それが「カタログ」上にデータベース化されていくのだ。カタログというのは写真を集めたライブラリであり、写真データベースだと思っていい。
この方法が優れているのは、一度カタログに登録したあとは元データがどこにどういう形で保存されているかは気にせずカタログだけを見て作業していけばいいことだ。もうフォルダを探って写真を探す必要は無くなるのだ。
カタログはいくつでも作れるので、プロジェクト別、テーマ別、あるいは定期的に切り替えていってもいいだろう。
カタログ内で写真をフィルタリングして絞り込んだりキーワードをつけたり、カタログ内にプロジェクトを作ってまとめたりという機能が豊富なのでカタログ自身はあまり細かく分けずに、ざっくりと作っていった方が便利かもしれない。
わたしなら、プロジェクト単位で完結しており他の仕事で使うことがない写真(雑誌のロケや製品写真など)はそれぞれ仕事単位専用のカタログを作って完結させ、それ以外の個人的に撮った写真やフリーで撮影した写真はあとから探しやすいよう1つのカタログに……でもカタログ内写真が増えすぎると作業しづらくなるので、1年単位くらいで新しくしていくかな。
今の作業を効率的に行うと同時に、将来、昔の写真を引っ張り出す必要が発生したときそれをすぐに探せるかという観点も重要だ。
ここではサンプルとして、桜の写真をカタログ化してみた。(右①〜②)
ハードディスクにカタログを作成すると、次はそこに写真を読み込む。上の例ではHDD内にすでに保存してある写真をカタログにインポートしているが、カードリーダーなどを使って撮影した写真を読み込むときも基本的には同じだ。
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