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PCJのライティング講座では、実際の仕事の現場から、さまざまな事例を紹介していく。
今回は人形を用いてベーシックな左右のライティングの違いをテストする。


No.09


メインライトの違いによる印象の差
その1:ポートレート編




写真・文:奥富信吾
1959 年生まれ。主に広告、出版、Web サイトなどの商品撮影に携わる。企業と消費者、出版社と読者をつなぐ仲介者と位置づけ、浸透力のあるビジュアルコミュニケーションを目指す。
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使用カメラ:ニコン D2X
ストロボ:フォトナ
パソコン:Mac Pro
ソフト:Photoshop CS3






●左右からのライティングで印象は異なる

今回は、メインライトを右側に置くか、左側に置くかによって、どのように印象の違いが出るのか、その差が分かりやすく出るように、人形を使ってテスト撮影しました。ご覧ください。

人の顔は左右対称ではないため、ライティングによっては優しい表情に見えたり、きつい表情に見えたりします。また細く見えたり、太って見えたりもしますし、極端な場合、まったく違う人に感じることもありますので、人物撮影におけるライティングはある意味恐ろしい限りです。

またスタイリングされた状況を生かすためにも、メインライトの位置(今回見ていただくのは左右の違い)は重要になってきます。

露出とピントが合っているだけの写真で終わらないためにも、撮影前にはライティングイメージを考えておく必要があります。服やヘアースタイルもメインライトの違いで印象が変わってきます。

見比べていただければ印象の違いがおわかりと思いますが、受ける印象をどのように操作、運用していくかがライティングの重要ポイントです。

●人形による上半身のテスト撮影



▲右からのライティング(クリックで拡大)


▲左からのライティング(クリックで拡大)




▲右からのライティング(クリックで拡大)


▲左からのライティング(クリックで拡大)




▲右からのライティング(クリックで拡大)


▲左からのライティング(クリックで拡大)


●全身のテスト撮影



▲右からのライティング(クリックで拡大)


▲左からのライティング(クリックで拡大)




▲右からのライティング(クリックで拡大)


▲左からのライティング(クリックで拡大)



▲フロントトップのライト(クリックで拡大)

●花のテスト撮影



▲右からのライティング(クリックで拡大)


▲左からのライティング(クリックで拡大)


次回は「メインライトの違いによる印象の差」、スティルライフ編を予定しています。


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