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PCJのライティング講座では、実際の仕事の現場から、さまざまな事例を紹介していく。今回は別撮りした2枚の素材写真を組み合わせて、あたかも1枚の写真であるような作品の作り方を2例紹介する。
まず上の写真2の蝶を切り抜きます。よりリアルな表現にするため触角の部分も丁寧に切り抜きましょう。そして背景を眼鏡の写真にしてその上に切り抜いた蝶を重ねます(写真a)。次に蝶をスマートオブジェクト(元の情報を失うことなく拡大・縮小が可能な形式)に変換します。「メニューバー」→「レイヤー」→「スマートオブジェクト」→「スマートオブジェクト」に変換し、眼鏡とのバランスを考えて蝶を配置します。
●瓶の中にリンゴ? 次の作例は瓶の中に入れたリンゴです(写真4)。素材となる瓶の写真(写真5)のライティングは逆光、リンゴ(写真6)のライティングは右45度です。瓶はコントラストのない、ねむい写真で、リンゴはコントラストがしっかりした写真です。色味はリンゴはやや青みがかり、瓶はアンバー系となっています。 手順はまず、ねむい瓶のコントラストを上げます。そのテクニックとして、通常の「明るさ・コントラスト」「トーンカーブ」「レベル補正」ではなく、瓶のコピーをとり、「通常~乗算」を選択し「不透明度」、「塗り」で調節します。それでも暗い場合は「明るさ・コントラスト」で調整します。 次に瓶のレイヤーのコピーをとり、その間に切り抜いたりんごのレイヤーを挟み込みます。そして一番上のレイヤー、水の入っている瓶部分を完全消去します。最後に水の入っていない部分を「不透明度」、流量20%~30%で霞のかかったように消します。
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