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「Capture One Pro」 (以下C1Pro)はカメラマンがRAWファイルを最適化する際、色再現や画質のブラッシュアップなどの一連の作業を大幅に向上させるツールだ。ここでは実際の作業からC1Proの使いこなしを考えていこう。
注意点としてはいずれの場合も、カメラとPCはUSBケーブル、もしくはIEEE1394ケーブルで接続されている必要がある。また、画像本体は接続されたPC内のHDに保存されている。よく誤解されるのはiPadなどの中に画像が保存されると思われる人も多いが、iPadは無線LANを通じて、PCにアクセスし、その画像を表示しているだけだ。
上記の基本的なことを押さえた上でキャプチャーパイロットのデモをしたので、それを見てほしい。
以上でキャプチャーパイロットの解説は終わる。 一度使えばその便利さにknock outされるはずだ。今ならクライアントも見たことがないので、撮影現場で仰天してくれることだろう。そういう意味でも面白い機能だと思う。 さて、今回はもう1つ、テストした結果があるので、それを報告したい。 バージョン6になってから、いろいろなフォトグラファーが「動作が重くなったような気がする」と印象を語っている。実際にそうなのかどうか?僕はそれが気になっていた。バージョンアップするごとに多機能になっているアプリケーションの常として、動作が重くなるのは、ある意味仕方ないこと。ただ、その重くなる理由がどこにあるのかが問題だ。多機能になったその機能を使わなければ動作は同じなのではないか? というのが僕の推測だ。 以下が僕の環境下でのテスト結果だ。
MacProは初代のものだ。35のRAWデータで旧型のmk2を使っているのは僕の現像テストのベンチマークがこのデータだと言うこと。過去のMacと比べるとき、イーブンの環境を作るため、古いデータをそのまま基準にしている。 同じマシンでのテスト結果だ。OSがその時代とともに変わっているので、必ずしも平等な環境とは言えない。が、今回のバージョン6がとりわけ遅いわけでもないといえるのではないだろうか。 念のため、最新の2010年モデルでも計測した。
6と直近の以前のバージョン5.2.1の比較ではほとんど差がないという結果に。 この数字は現像時間のテストだけなので、動作感すべてを言っているわけではない。バージョン6には多くの新機能があるので、その中にはマシンパワーが必要な機能もあるだろう。それを使っていると動作が遅く感じる・・・というのが「6が重い気がする」の理由ではないかと、個人的には推測している。 次に同じMacProでも機種に寄ってのスピードが違うというテスト。
上記のように、新しいMacは速い、という当然といえば当然の結果になった。 2年ごとにメインのMacProは買い換えているのだが、最新型のクロックスピードが遅い点が気になって、買い換えをためらっていた。が、C1に関して言えば、「最新のMacが最善のMacだ」ということになる。買ったままの状態でこれだけ速いのは驚異的だ。 今回はこれにて終了。 次回以降、6の新機能も含めて、使い方を解説していきたい。 ↑Page Top |
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