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ドイツの光学レンズメーカー、シュナイダー・クロイツナッハ社から、一眼レフ用の交換レンズが3機種登場した。「PC28mm」は広角レンズ特有の歪みや傾きを補正出来る建築写真や風景に使用するためのレンズ。「PC-TS50mm」と「90mm」はピント面を自在にコントロールし歪みや形を補正するなど、大型カメラと同様のチルト・シフト機能を備えたレンズ。最近は一眼レフで動画を撮影する際、チルト・シフトレンズ特有の幻想的な表現を用いるカメラマンも多く、同レンズは従来の商品撮影から動画撮影まで幅広い用途での活躍が期待される。
発売日は2012年5月10日(PC-TS90mmは5月27日)。価格は以下の通り。
「PC-TS Supre-ANGULON 50mm f2.8 HM」504,000円(税込)、「PC-TS Macro-SYMMAR 90mm f4.5 HM」472,500円(税込)、「PC Super-ANGULON 28mm f2.8」262,500円(税込)。対応カメラマウントはキヤノンEOS、ニコンF、ペンタックスK、ソニーαなど。
専用マウントアダプターは18,900円(税込)。対応カメラマウント(交換式)はキヤノンEOS、ニコンF、キヤノンFD、ペンタックスK、ソニーα、オリンパスOM、ヤシカコンタックス、ミノルタMD(予定)
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フェーズワン・ジャパンとDNPフォトルシオは、ハイエンドデジタルバックのトップメーカーLeaf社が新開発したデジタルバック「Leaf Credo」を発表した。「Credo80」(8,000万画素)、「Credo60」(6,000万画素)、「Credo40」(4,000万画素)の3モデルで2012年6月発売予定。
新製品の「Leaf Credo」(リーフクレド:ラテン語で理念・信条)は、最新鋭の高精細レチナタイプ3.2インチタッチモニターを装備、CCDセンサーの解像度ごとに3モデルが用意される。あらゆるシーンに対応した多機能で高画質なデジタルバックとして、新たなソリューションとなる。
Credo 80とCredo 60は、645フルサイズのCCDセンサーと豊かな階調表現を実現、今までにない色の豊かさ、低ノイズで豊かな美しい色調を提供する。またCredo 40は、画像の美しさに加え、毎秒1.2 フレームの高速キャプチャーを提供。いずれもMamiya 645DFとシュナイダー製リーフシャッターレンズの組み合わせで1/1600 秒までストロボに同調する。
全モデルに3.2インチ115万画素レチナタイプのタッチスクリーンを搭載。1,600万色の高精細、高速表示によって画像の詳細な確認が容易に行える。
使いやすい新グラフィックユーザーインターフェイスを採用しており、LCDエリア外にも対応したタッチスクリーンでプレビューエリアを汚すことなく画像の確認が可能となっている。データ転送はFireWire800とUSB3.0両対応で高速転送を実現している。また、スタンドアロン時の効果的な撮影フローを実現する、正確にピント調整可能な背面モニターでの高解像度ライブビュー機能も搭載している。
対応カメラはマミヤ645DF/645AFDIII、RZ (all types)。フェーズワン645DF、645AF、iXR。ハッセルブラッドVシリーズ (except for 200 and 2000 models)、H1、H2。コンタックス645AFなど。
Mamiya Leafのマーケティングディレクター、ズィヴ・アルゴヴ氏は「Leaf Credoはラージセンサーデジタルバックの市場で高いコストパフォーマンスを実現。高解像度の画質、使いやすさ、最新のタッチスクリーンLCD 技術は、すべてのスタイルの写真家にとって魅力的なものとなるでしょう」とコメントしている。
問い合わせは以下まで。
japan@phaseone.com (Phase One Japan)、
phaseone@dnp-fotolusio.jp (DNP フォトルシオ)
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アドビ システムズは、約2年ぶりのメジャーリリースとなる「Adobe Photoshop CS6」と「Photoshop CS6 Extended」を、2012年5月11日(金)からアドビストアおよびアドビ製品取扱販売店で発売することを発表した。価格は以下の通り。
「Adobe Photoshop CS6 日本語版」 (Windows版/Mac OS版)
製品版:92,400円(本体価格 88,000円)
アップグレード版:26,250円 (本体価格 25,000円)
サブスクリプション:年間プラン2,200円、月々プラン3,200円
「Adobe Photoshop CS6 Extended 日本語版」(Windows版/ Mac OS版)
製品版:131,250円(本体価格 125,000円)
アップグレード版:48,300円(本体価格 46,000円)
学生・教職員個人版:41,790円(本体価格 39,800円)
※Photoshop CS5、Photoshop CS5 Extendedからのアップグレード(期間限定:2012年12月31日までPhotoshop CS3/4、Photoshop CS3/4 Extendedからもアップグレード可能)。
Photoshop CS6の主な新機能は以下の通り。
・コンテンツに応じたパッチ機能:パッチ作成に使用する部位を選択できるため、さらに高度なコントロールが可能になった。
・Adobe Mercury Graphics Engine:モダンハードウェアのGPUにより画像描画処理と編集作業が高速化されるほか、大きな画像ファイルの処理も高速になる。
・デザインの新ツールと改良されたツール:文字/段落スタイルによる一貫したフォーマット設定、ベクトルオブジェクトに点線・破線を追加できるベクトルレイヤー、容易に作成できるカスタムブラシ、迅速なレイヤー検索など数々のツールが追加。
・直感的なビデオ制作:従来ではPhotoshop Extendedのみに搭載されていたビデオ編集機能が、Photoshop CS6でも対応。映像クリップをトリミングしたり、クリップをつなげてトランジションを追加したり、使い慣れたインターフェイスで直感的なビデオ編集が可能。
・ぼかしギャラリー:「フィールドぼかし」「虹彩絞りぼかし」「チルトシフト」の3つのぼかし効果を簡単に適用。
また、Photoshop CS6 Extendedは、Photoshop CS6に搭載されたすべての機能に加え、以下の機能も搭載されている。
・Mercury Graphics Engine for 3D:3D画像処理に最適化されたエンジンによりパワーと処理速度を高めている。
・すぐに使える新しい3Dコントロール:より効率的な3Dワークフローのためのユーザーインターフェイスが改良されている。
・新しい3D効果:反射や「ドラッグ可能」なシャドウにより画像を向上させる。
以上、Photoshop CS6は、従来のCS5に比べ60%以上多くの新機能と機能強化を搭載。また、Photoshop CS6 Extendedは、3Dデザイン、画像やビデオ編集のための先進的ツール、グラフィックデザイン、ビデオ、Web、建築、医療、製造業、エンジニアリング業界のさまざまなニーズに対応した定量分析機能などが含まれている。
アドビ システムズの Creative Media Solutions製品担当バイスプレジデント、ウィンストン・ヘンドリクソンは、「クリエイティビティこそが、アドビ システムズの取り組みの中核です。優れたツールの開発においても、視覚的な混乱の中から、ユーザーが際立つ美しい画像を作り出すのを支援する意味でもクリエイティビティが重要です。Photoshop CS6は機能とパワーにおいて他に並ぶものがなく、また最近のパブリックベータ版への驚くほどの好意的な反響に示されたように、世界のクリエイティブ コミュニティのイマジネーションに大きな刺激を与えました。『Photoshopマジック』はCS6においても健在です」と述べている。
製品の詳細はこちらまで。
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キヤノンは、映画などの映像制作市場に向け、4K動画記録に対応した動画撮影機能を備えたデジタル一眼レフカメラ「EOS-1D C」を、2012年10月より発売する。オープン価格。
本機は、映画などの映像制作に適した「CINEMA EOS SYSTEM」を構成する新製品となる。小型軽量なボディでありながら、4K動画(4,096×2,160画素)に対応、ボケ味を生かした印象的な映像表現を可能にする。
主な特徴は以下の通り。フルHDおよび4K(Motion JPEG/24p/8ビット)を実現した(4K動画記録の場合APS-Hサイズ相当の画角にクロップされる)。撮影映像は本体に挿入したCFカードに記録(4K動画も対応)することに加え、非圧縮のYCbCr 4:2:2信号でHDMI端子から出力して外部レコーダーに記録(4K動画は非対応)することが可能。これにより、最先端の映像制作現場のワークフローと高い親和性を備え、効率的な編集作業を実現する。また、映像業界の要望が高いフルHD/60pの動画記録や、広いダイナミックレンジによる豊かな階調を実現するCanon Logガンマにも対応。さらに、映像業界で広く普及しているスーパー35mmの画角で記録するスーパー35mmクロップ機能を搭載することにより、映像制作現場へのスムーズな導入を実現する。
センサーは35mmフルサイズ、約1,810万画素のCMOSセンサーを搭載。美しいボケ味を実現。加えて、常用ISO感度を最高ISO25600まで拡大したことで、暗いシーンでの撮影においても低ノイズで美しい映像が得られる。また60種類以上のEFレンズ・EFシネマレンズも利用できる。
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フェーズワンは、世界初のデジタル複写カメラシステム「Phase One iXR カメラシステム」(写真上)を発表、2012年5月より出荷予定。
iXRは美術品や古典籍等の複写・その他高品質なデジタル画像を必要とする産業用アプリケーション向けの堅牢な一体型のデジタルカメラシステムだ。画質、自動制御のワークフロー、頑丈な設計など、デジタル複写撮影分野での新たなソリューションとして開発された。
「iXR」は複写撮影に従事するフォトグラファーのニーズを満たすべく完全に新規の設計、開発を行われており、すべてのプロセスを簡潔なワークフローに置き換えての制御が可能。Capture OneとiXRを組み合わせて使うことでフォーカスの遠隔操作や1クリックでライブビューから撮影に簡単に移行することが可能。
最も要求レベルの高い環境で真の高いパフォーマンスを得るため、ミラー、ビューファインダーを排し航空機グレードのアルミ合金ボディを採用。可動部分とそれに伴う振動を取り除いている。
iXRは8,000万画素(IQ180)、6,000万画素(IQ160)、4,000万画素(IQ140)の3タイプが用意されている。
同時にフェーズワンは中判航空写真カメラシステムの「iXA」を発表した。価格は8,000万画素が693万円、6,000万画素が630万円(税込み)。本機は航空写真専用カメラシステムとして必要とされるすべての機能を搭載した完全な一体型カメラシステム。
航空写真撮影の専門家との共同開発により、画像取り込みから現像処理までスムーズなワークフローが実現されている。
6061アルミニウム合金を使用した頑丈な構造と、完全に保護されたコネクターとケーブル配線により過酷な航空撮影の環境下でも優れたパフォーマンスを可能にする。柔軟性と拡張性を念頭にiXA は単独、もしくは複数で使用する設定が可能で、複数のカメラを使用する場合は100マイクロ秒以内での同期した画像を取り込むことが可能、撮影後の同期作業が大幅に軽減される。
iXAはシュナイダー製レンズシャッターとフェーズワンデジタルレンズによる広大なダイナミックレンジとディテールに富んだ画質を実現。またフェーズワンSDK (Software Development Kit) によりフライト中でもソフト上でISO、シャッタースピード、絞りなどを設定可能。またiXAカメラシステム専用のアプリケーションインターフェイス等の開発も可能だ。
iXRおよびiXAは、フェーズワンインダストリアル部門により開発製造される。この部門は2011 年に航空写真、マシンビジョン、ファインアート撮影等の特定のアプリケーションに先鋭のイメージングソリューションを提供するために設立された。
同社のゼネラルマネージャーであるドブ・カリンスキーは「iXRを発表できたことを我々は誇りに感じています。その中判ならではの高画質と堅牢なインダストリアルデザインのエレガントな組み合わせはフォトグラファーがすべてのワークフローを制御できます。デジタルアーカイブのマーケットに対して私たちは新しいカメラボディ、高性能レンズ、Capture Oneとすべてのパッケージを提供することが可能になります。また、iXAカメラシステムは、そのすぐれた性能とコストパフォーマンスの高さでマーケットに大きな価値をもたらすでしょう。フェーズワンの惜しみない研究と努力がこの最新航空写真カメラシステムにすべて搭載されたのです」とコメントしている。
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駒村商会は、アドプラス社の製品「GIZMON iCA for iPhone4/4S」の取り扱いを2012年4月25日から開始する。オープン価格。「GIZMON iCA for iPhone4/4S」はiPhoneを本格的なクラシックカメラに変身させることができるお洒落で楽しいiPhoneケース。ボディ、レンズ部、ファインダー部に分かれたパーツを組み立てて装着すれば、見た目はクラシックカメラそのもの。ファインダー部のシャッターボタンで撮影ができ、ストラップで首から下げて持ち歩くことも可能。ケースは硬質なポリカーボネート製でiPhoneを保護する。通話やメールなどiPhoneの機能はケースを付けたままで利用できる。本体色はホワイト、ブラック、ブラウン、ミリタリーの4色。対応機種はiPhone 4 / 4S。重量50g。
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