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第11回:中判デジタルで夜景撮影 ---2

●中判デジタルによる夜景の作例

それでは実際の作例を見ていただきましょう。画像をクリックすると100%解像度の画像が開きます。

「Tokyo Station 1」
観光客の多い東京駅ですが、長時間露光を掛けると、人通りも消えて、スッキリと写ります。長時間になればなるほど、ぶれるリスクが増えるのですが、煉瓦1枚1枚まで精緻に写るのは、中判デジタルならではでしょう。



 

photo

PHASE ONE AF35mmF3.5D
ISO100 13sec f14.0

「Tokyo Station 2」
上の写真とはホワイトバランスの設定を変えています。中判デジタルではRAW撮影が基本なので、後処理の現像段階でいかような色にもできる点は、夜景撮影に向いています。光源の色が分かりませんから。

上の写真と、この写真、どちらも正解と言えるでしょう。好みでこのあたりは調整しています。

 

photo

PHASE ONE AF35mmF3.5D
ISO100 20sec f14.0

「Park 1」
皇居近くの和田倉公園の噴水です。肉眼を超えた幻想的な表現ができるのが長時間露光の醍醐味でしょう。



 

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PHASE ONE AF35mmF3.5D
ISO100 15sec f14.0

「Park 2」
落ちてくる水のカーテン越しに撮ってみました。



 

photo

PHASE ONE AF35mmF3.5D
ISO100 13sec f14.0

「Park 3」
夜景のメリットは余分な部分が黒くなってくれるところです。都内の公園ですが、これだけを見ると、どこかの神殿のようです。

カメラにL型プレートを付けていると、縦位置と横位置の切り替えがすぐにできます。撮影中に、この写真は縦位置にした方が良いかも、と思ったらすぐに切り換えられる点は便利です。

 

photo

PHASE ONE AF35mmF3.5D
ISO100 13sec f14.0

「Park 4」
撮影中に飛行機が飛んできました。それを逃さずに画面に入れ込みました。不思議な光景になったと思います。



 

photo

PHASE ONE AF35mmF3.5D
ISO100 13sec f14.0

「Street 1」
単なるショーウィンドウも、オブジェのように見えてしまうのが夜の魔力でしょう。

 

photo

PHASE ONE AF35mmF3.5D
ISO100 2sec f14.0

「Street 2」

東京には歴史的な建造物も多いです。ライトアップされているところも多いので、絶好の被写体になります。

 

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PHASE ONE AF35mmF3.5D
ISO100 10sec f14.0

「future 1」
東京国際フォーラムですが、夜景で撮るとこんなに宇宙的になります。

 

photo

PHASE ONE AF35mmF3.5D
ISO100 30sec f14.0

「Park 5」
新橋駅前のSL広場です。SLが明るいのと、周りのビルの看板が明るいので、1秒の露光で十分でした。もっと長時間露光を掛けたいときは、夜景であってもNDフィルターを掛ける方法になります。

 

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PHASE ONE AF35mmF3.5D
ISO100 1sec f11.0

「Roppongi 1」
六本木のけやき坂です。歩道橋の上から撮りましたが、人が歩くと橋全体がぶれるので、長時間露光に適していない場所でした。クリスマス後と言うこともあり、人通りが少ない時を狙っていったものです。

LEDのイルミネーションは明るく、独特な色になります。補正は可能ですが、街の明かりも含めて全体のバランスを考えます。今回は近未来的な雰囲気にしてみました。

 

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PHASE ONE AF35mmF3.5D
ISO100 25sec f18.0

「Roppongi 2」
Louis Vuittonのショーケースの中身から、東京タワーまで、息をのむくらいの描写力を見てください。

 

photo

PHASE ONE AF35mmF3.5D
ISO100 8sec f16.0

「Roppongi 3」
けやき坂のLEDは時間によって色が変わります。これはレッドになったところ。ホワイトバランスの設定は太陽光にして見た目に近い感じを出しました。

 

photo

PHASE ONE AF35mmF3.5D
ISO100 25sec f16.0

「street 3」
日比谷近くの皇居のお堀です。暗い皇居側と、街の明かりがあふれている丸の内側の対比を表現しました。

 

photo

PHASE ONE AF35mmF3.5D
ISO100 30sec f20.0

「Emperor」
真っ暗なお堀でしたが、長時間露光を掛ければこの通り。石垣の一個一個まで写し取ってしまいます。

実はこの写真以外の撮影はすべて1分以内の露光でした。つまりはP45+でなくてもこの程度の夜景撮影はできます。この写真だけは長時間露光の効く中判デジタルでないと撮影できません。

 

photo

PHASE ONE AF35mmF3.5D
ISO100 64sec f8.0

今回は中判デジタルにおける長時間露光について解説していきました。

実際の撮影に関しては、露光時間と同じ時間だけ、ノイズリダクションの時間が掛かります。60秒間露光したら、シャッターを閉じた後、60秒間のノイズリダクションの時間が必要になります。この間はカメラ操作はできなくなりますので、ただただ待つだけになります。

テスト露光を短い時間でやって、本番の撮影は長時間で行うなど、フォトグラファーの工夫が必要になります。ただこのくらいは何度か夜間撮影をしてみればすぐに分かるレベルだと思います。長い夜は撮るものがないと嘆かず、そういう時でないと撮れないものを撮って楽しみましょう。

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