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第10回:広角レンズテスト その2-2

中判デジタルの45ミリは35ミリ換算で31ミリという、風景などにはちょうどよい画角です(センサーサイズが36×48ミリの場合)。

スナップするにも適度で、初めて買う中判デジタルの広角レンズとしては良い選択になるでしょう。



 

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PHASE ONE AF45mmF2.8D
ISO100 1/125sec f6.3

お台場に移動してきました。フジテレビの湾岸スタジオ前のオブジェです。この手のダイナミックなオブジェにはこのくらいの画角の広角レンズが合いますね。

背景のビルですが、拡大してみると窓部分に大量のモアレが出ています。ここまで絞っての撮影だと、十分な解像感があります。



 

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PHASE ONE AF35mmF3.5D
ISO100 1/200sec f10.0

この公園は久しぶりに行ったのですが、コスプレイヤーの撮影場所として使われているようです。多くのレイヤーさんたちがあちこちで撮影していました。

写真はテレコムセンターのビルです。今回の写真はすべてレンズ補正を使っています。レンズ補正ツールを使うことにより、ビルのような直線部もまっすぐに補正されます。また、広角レンズでは色収差が目立つのですが、それも補正しています。



 

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PHASE ONE AF35mmF3.5D
ISO100 1/180sec f9

これはPHASE ONE AF35mmF3.5Dの補正画面です。

このように新しいレンズだとPhase Oneの方からレンズプロファイルが提供されているので、完璧な補正が簡単に掛けられます。古いレンズだとこうはいかないのですが、自分でマニュアル補正することは可能です。



 

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同じようにPHASE ONE AF45mmF2.8Dの補正です。

 

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モデル撮影やクルマ撮影の背景としてよく使われるビルですが、造形が非常にきれいです。

このような金属の造形物を極限まで写し取っていくには中判デジタルはまさに面目躍如という場面でしょう。ガラスの映り込み、金属の質感など、なかなかです。



 

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PHASE ONE AF35mmF3.5D
ISO100 1/250sec f11

公園のススキを太陽光に透けさせて撮りました。毛の1本1本まで輝いているのをご覧ください。

 

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PHASE ONE AF35mmF3.5D
ISO100 1/250sec f12

道ばたのコスモスに蜂がとまっていました。小型カメラだとさっと撮れるのですが、中判デジタルではこの手の撮影は不得意と言えるものです。

そんなことを気にせずに撮って見たのですが、偶然、ピントも合って、ブレずに撮れました。背景はぼけているのに広角レンズ、で、拡大してみると蜂の産毛まできれいに写っているという、不思議な写真になりました。35ミリではこのくらいが最短撮影距離になります。

 

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PHASE ONE AF35mmF3.5D
ISO100 1/160sec f8.0

前回今回と、35ミリ、45ミリの2本の広角レンズをテストしてみたのですが、どちらも必要な焦点距離だと言えます。

35タイプのデジタル一眼だと、このレンジは広角ズームがあるので、それほど苦労もしないし、悩むこともないでしょうが、中判デジタルだと、基本、単焦点レンズの選択になります。広角レンズは数ミリの焦点距離の違いで写る範囲は変わりますので、どうしてもきめ細かくレンズを揃えたくなるものです。

35ミリと45ミリ、どちらか1本、と言われたら…決定できる人はいないでしょう。しいて結論づけるなら、趣味で風景を撮るなら35ミリを先に買う。仕事で物撮り、モデル撮影などをしているなら45ミリを先に買ったほうがよいと、僕は思います。その後、徐々に買い足していけばよいでしょう。

Phase Oneにはまだこの上に28mm AF f/4.5というレンズもあります。値段も高めですが、建築や風景写真では欲しい画角です。そのうちここでもご紹介する機会があるでしょう。

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