このコラムでは、毎回1人のイラストレーター、絵師の皆様に旬の作品を見せていただき、その作品作りのきっかけ、コンセプト、世界観、制作テクニックなどを語っていただきます。リレーコラムですので、掲載クリエイターには次の方にバトンを渡していただきます。
神吉:フリーの漫画家/イラストレーター。
岡山県出身、西宮市在住。最近はLive2Dとか3Dで絵を動かすことに熱中しています。
http://www.galvas.net/
「Clip Studio Paint」(下絵から彩色、色塗りまで)
「マルマンクロッキー帳」(ラフやアイデアスケッチ)
「Wacom Cintiq 13HD」(小さめサイズですが画面解像度が高いので使いやすくて気に入っています)。
RPGツクールで自作したゲームの紹介冊子の表紙用に描いた絵です。雑誌の付録についている小冊子のような本をめざしたので、ゲームの内容と雰囲気が分かりやすいようにミニキャラにしました。
クロッキー帳に描いたイラストを取り込んでバランスなどを修正しました。完成イメージを掴むために仮色を置いています。
各キャラの個性を出しつつ、全体的に左側に向かって動いているような感じを出して前向きな印象を持たせるようにしています。
私が描いている瞳の塗り方を紹介します。瞳孔を塗った後に、乗算レイヤーで濃い色を乗せて色の深みを、スクリーンレイヤーで薄い色を載せて光の反射を出す手間を加えることで、見た目の感じがぐっと変わります。
次回はひな姫さんの予定です。
(2014年12月8日更新)