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このコラムでは、毎回1人のイラストレーター、絵師の皆様に旬の作品を見せていただき、その作品作りのきっかけ、コンセプト、世界観、制作テクニックなどを語っていただきます。リレーコラムですので、掲載クリエイターには次の方にバトンを渡していただきます。

Illustrator FILE 01:神吉

神吉
「ゲーム紹介冊子の表紙イラスト」

神吉:フリーの漫画家/イラストレーター。
岡山県出身、西宮市在住。最近はLive2Dとか3Dで絵を動かすことに熱中しています。
http://www.galvas.net/

●イラストの完成図と使用ツール

「Clip Studio Paint」(下絵から彩色、色塗りまで)
「マルマンクロッキー帳」(ラフやアイデアスケッチ)
「Wacom Cintiq 13HD」(小さめサイズですが画面解像度が高いので使いやすくて気に入っています)。

●描くきっかけ

RPGツクールで自作したゲームの紹介冊子の表紙用に描いた絵です。雑誌の付録についている小冊子のような本をめざしたので、ゲームの内容と雰囲気が分かりやすいようにミニキャラにしました。

●ラフスケッチと制作手順

クロッキー帳に描いたイラストを取り込んでバランスなどを修正しました。完成イメージを掴むために仮色を置いています。

クロッキー帳に描いたイラストを取り込んでバランスなどを修正しました。完成イメージを掴むために仮色を置いています。

  1. ラフ:クロッキー帳またはClipStudioPaintでラフを描き、イメージを固めます。
  2. 全体に色をおいて確認。
  3. 下絵:ラフのバランスを直しながら下描きします。この時点で細かいディテールなどを描き込んでいきます。
  4. ペン:線レイヤーは仕上げの量によって分けます。瞳とその他のレイヤーは分けておき、必要に応じて髪、肌、服、各パーツなど分けて描いていきます。特に、あとで動かして調整する可能性のあるパーツは分けておくと便利です。
  5. 下塗り:あらかじめ用意しておいたカラーパレットに従って下塗りをします。パーツごとにレイヤーを分けるのが理想ですが、手間とPCの性能によってレイヤーを減らす必要もあると思います。そのときはなるべく離れたパーツごとにレイヤーを分けておくと塗りのときに間違って塗ってしまうことが減るのでおすすめです。
  6. 影を塗る:全体の影を塗ります。(5)でレイヤー分けした各パーツごとに塗っていくのが理想ですが、落書きや軽いイラストのときは瞳、肌、髪、その他と影レイヤーを分けています。
  7. ハイライトを塗る:光のあたっている部分にハイライトを塗ります。一緒に環境光や反射光などを描き加えていきます。
  8. 全体の調整:最後に絵の全体を見て、おかしなところはないか、色のバランスはいいかなどを確認します。適宜色調補正で色を変えたり、さし色をしたり、主線の色を変えたりしてなじませます。
●絵のポイント

各キャラの個性を出しつつ、全体的に左側に向かって動いているような感じを出して前向きな印象を持たせるようにしています。

●使用した技法、テクニック

私が描いている瞳の塗り方を紹介します。瞳孔を塗った後に、乗算レイヤーで濃い色を乗せて色の深みを、スクリーンレイヤーで薄い色を載せて光の反射を出す手間を加えることで、見た目の感じがぐっと変わります。

次回はひな姫さんの予定です。

(2014年12月8日更新)

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