●オリジナル作品、愛猫文次郎の制作
今回はオリジナルの作品の制作過程になります。我家の愛猫の文次郎を作らせていただきました。ふと気がつくといつもジッと見つめられている、目力のある猫です。
完成した文次郎。(クリックで拡大) |
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・使用画材
石粉粘土(パジコのプルミエ)、アクリル絵具(リキテックスのガッシュタイプ)、バルサ板(ウクレレのネック部分)、フラワー用ワイヤー(ウクレレの弦)、主な素材は石粉粘土ですが、小物などには木や布など、異素材を使うことも多いです。
・ラフを描く
仕事の際の過程も同じように、はじめに鉛筆のラフにPCで色付けしたものをクライアントに送りチェックしてもらいます。修正があれば再ラフを描き、OKがでたら制作に入ります。撮影は仕事の場合は、プロのカメラマンにお願いすることがほとんどです。
我家の飼い猫、文次郎をモデルにラフを描く。(クリックで拡大) |
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ラフでは文次郎にウクレレを持たせてみた。(クリックで拡大)
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・ラフに合わせて芯を作る
我家の飼い猫、文次郎をモデルにラフを描く。ラフに合わせて、スタイロフォームと針金で、芯を作ります。
ラフに合わせて、スタイロフォームと針金で、芯を作ります。次に下の写真のように石粉粘土でパーツごとに肉付けしていく。(クリックで拡大) |
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・肉付けしていく
石粉粘土でパーツごとに肉付けしていく。紙ヤスリでヤスリがけして、肉付けしてを繰り返して形を整えていく。服を着せる場合はボディに手足も付けてから、薄く伸ばした粘土で服を着せ付けていく。最後は目の細かい紙ヤスリで仕上げのヤスリがけ。
乾燥させてから紙ヤスリでヤスリがけして、肉付けしてを繰り返し大まかな形を作っていく。(クリックで拡大) |
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服を着せる場合は手足を接着してから、薄く伸ばした粘土で服を着せ付けていく。最後は目の細かい紙ヤスリで仕上げのヤスリがけ。色塗り作業の前に、目や毛の模様、服の柄などを鉛筆(硬めの2HやHなど)で薄く下描きしておく。(クリックで拡大)
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・色塗りと仕上げ
色塗り作業の前に、目や毛の模様、服の柄などを鉛筆(2HやHなど硬めの)で薄く下描きしておく。今回は猫の柔らかい感じも出したかったので、絵の具を水で多めに溶いて、ムラ感を出しながら塗り重ねていく。毛の模様の境目などは少しぼかし気味に。
完成したイラスト。細かい模様や毛の部分は細めの面相筆で仕上げる。(クリックで拡大) |
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次回は藤井アキヒトさんの予定です。
(2022年4月8日更新)
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