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Portfolio NOW!

このコラムでは、毎回1人のイラストレーターに旬のイラストを見せていただき、その作品作りのきっかけ、コンセプト、世界観、制作テクニックなどを語っていただきます。リレーコラムですので、掲載クリエイターには次の方にバトンを渡していただきます。

 

Illustrator FILE 81

さやえんどう

イラストレーター/漫画家。
漫画アプリcomico「ばぶらぶ」連載(2014年12月~2019年7月)
https://www.comico.jp/articleList.nhn?titleNo=4410
Twitter
https://twitter.com/mamepina

 


●文鳥のイラストを制作


完成したイラスト。(クリックで拡大)

・使用ツール
CLIP STUDIO PAINT EX、ワコム液晶タブレット。

・アイデア
以前一緒に暮らしていた文鳥の可愛さに心奪われ、文鳥のイラストを制作したところ商品化していただくこととなりました。現在はこちらで販売していただいています。
creativeshop:https://minne.com/@cminc
インテリア雑貨と文鳥のモチーフの組み合わせで、手に取る人を笑顔にできるような作品を心がけています。

・ワークフロー
ラフスケッチや構成は手描きが多いですが、デジタルで進めることもあります。イラストによりますが、
→ラフスケッチ
→CLIP STUDIO PAINT EX
→(Illustrator)
→Photoshopの順で仕上げていきます。

・使用した技法、テクニック
CLIP STUDIO PAINT EXで下描きした後、着色し、色を選択して鉛筆ツールの木炭でテクスチャを重ねていきます。

・制作の流れ


(1)今回ラフスケッチはデジタルで進めていきました。大まかな構図を決めていきます。(クリックで拡大)




(2)まずは植物の色をべた塗りしていきます。(クリックで拡大)



(3)背景の色と文鳥の構図を調整します。(クリックで拡大)



(4)文鳥の着色後、背景の色を決定します。(クリックで拡大)



(5)全体に風合いを乗せていきます。(クリックで拡大)



(6)最後に文字を入れて完成。(クリックで拡大)


・絵のポイント
デジタルで手描きの風合いを目指して描いています。文鳥が好きな小松菜、粟帆、豆苗でリースを作り、幸せそうな微笑みの表情を表現しました。彩度を抑えて心和む優しい色合いになるよう心がけています。

・最後に
デジタル化が進んでさまざまな技法に気軽にチャレンジできる良い時代になりました。自分に合った技法を身に付けるとそれが強みになり、唯一無二のテイストを確立することにつながります。試行錯誤しながら探っていくのもよいかもしれません。私もまだまだ精進中です。


次回は上島カンナさんの予定です。
(2021年7月8日更新)

 

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