●中性的な人物を描く
完成イラスト。(クリックで拡大) |
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・使用ツール
CLIP STUDIO PAINT EX
・アイデア、構想、描くきっかけ
描くきっかけはいつも「ふとした光景」から始まります。例えば窓から見える木を眺めていたとして、陽の光が葉を透かして、しかし自然に生い茂った葉は、不揃いに、歪に。しかしだからこそ完成された「美」がそこにはあって、アンバランスな印象を私に植え付ける。そこからその「美」を私も少しでいいから表現できなかな…と、PCに向かいます。
・ワークフロー
今回はラフからデジタルで描いておりますが、以前はよく
ラフ(手描き)
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スキャン
↓
Photoshop(着色)の流れで、作業をしていました。
・絵のポイント
中性的な人物を描くのが好きでございまして、今回もご想像にお任せする気持ちで描き始めました。
(1)ラフスケッチ
ラフスケッチの段階からPCで描く。(クリックで拡大)
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(2)線画
まずは線画に起こします。
ラフから線画を起こす。(クリックで拡大) |
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(3)塗り
塗りがあまり得意ではないという意識を振り払いながら塗っていき、髪やその他に影や光などを足します。今回は瞳に力を入れたかったのでそこもちょっと意識をしながら。
瞳の色がポイント。(クリックで拡大) |
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(4)背景
きっかけで記しました通りアンバランスな美を目指しますが、気持ち的に玉砕しています。難しいです。「精進あるのみ」と自分に喝を入れつつ次の作業へ。
アンバランスな美を意識して背景を考える。(クリックで拡大) |
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(5)色味の調整
全体の色味を調整をします。
色を加え調整していく。(クリックで拡大) |
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(6)完成
涙と、画面手前に(ラフにはありませんでしたが)植物をぼかしながら入れて完成です。
背景の植物を調整して完成。(クリックで拡大) |
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・まとめ
「え…そんなラフな気持ちで描いてるの?」など、思っていただければ幸いです。「描いた者勝ち」だと思っている今日この頃です。ここまで読んでいただきありがというございました。
次回はちゃのあさんの予定です。
(2021年5月12日更新)
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