●人形を持つダークな少女を描く
完成イラスト。(クリックで拡大) |
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・使用ツール
シャープペンシル(クルトガHB0.5)、トレース台、CLIP STUDIO PAINT。
・下描きとラフ
まずラフで絵を描き込んでいきます。そしてトレース台を使って裏から光を当てて線画を作ります。それをスキャンして、CLIP STUDIO PAINTで開きます。
手描きのラフ。(クリックで拡大) |
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・下塗り
編集で輝度を透明度に変換を押して線画以外を透明にさせます。簡単に下塗りをして色を置いてイメージを整えます。今回は紫と黒をイメージして作りました。
下描きをスキャンしてCLIP STUDIO PAINTに取り込む。線画以外を透明に。(クリックで拡大) |
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紫と黒を基調に下塗り。(クリックで拡大)
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・色塗り
目の下には赤のシャドーを使いました。軽く明暗を書き込んだら色調整をするために彩度を低くします。これによってよりダークな印象をつけます。人形の服の色も黒なので別の服ということを分かりやすくするため明るめにします。 。
目の下には赤のシャドー。(クリックで拡大) |
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人形の服はやや明るめに。(クリックで拡大)
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・仕上げ
黒を映えさせるために明るめのグレーでシワを描き光沢感を出します。人形の包帯にもかるく赤のスプレーで血をつけます。背景をグレーにし雰囲気を調整します。髪の毛の紫とかぶらないためにグレーがかった瞳にしました。また、人形の包帯に赤を使ったので女の子にも赤の口紅を軽く塗りました。
シワを入れて光沢感を。(クリックで拡大) |
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背景をグレーにして世界観を出す。(クリックで拡大)
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瞳はグレーに。(クリックで拡大) |
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(クリックで拡大)
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細かな塗りのはみ出しを消しゴムで消していきます。また、スキャンしたときに出たゴミも消しゴムで消していきます。スキャンした絵にはゴミがつきやすいので丁寧に消します。
ゴミを見つけたら丁寧に消す。(クリックで拡大) |
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(クリックで拡大)
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・完成
人形の頬が怪我している設定なので女の子の頬にも傷を付け足して、画面内の赤の量を増やしました。これで完成です。
頬に傷をつけ足して赤みを入れる。(クリックで拡大) |
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これで完成。(クリックで拡大)
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次回は川野信彦さんの予定です。
(2020年11月12日更新)
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