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Portfolio NOW!

このコラムでは、毎回1人のデザイナーに旬のデザインを見せていただき、その作品作りのきっかけ、コンセプト、世界観、制作テクニックなどを語っていただきます。リレーコラムですので、掲載クリエイターには次の方にバトンを渡していただきます。

 

Illustrator FILE 50

YOSSAN

YOSSAN (うめだともこ):兵庫県明石市出身、東京都稲城市在住。会社勤めでパッケージデザイナーを6年行う。2010年に独立し、フリーの絵本作家、イラストレーターとなる。2015年男児を出産。美味しいもの、音を感じるもの、楽しい気分になる絵を得意とする。
http://yossan43.com/

 

●音あそび絵本『おべんとうばこのうた』の挿画イラスト

・書くきっかけ
東京書店株式会社様より、わくわく音あそび絵本『ゆかいなどうようえほん』の『おべんとうばこのうた』のページのイラスト制作のご依頼をいただきました。

使用ツール
ターナーアクリルガッシュ、ジェッソ、木製パネル、マーメイド紙、鉛筆、Photoshop、Illustrator、スキャナ、プリンタ、チャコペーパー、上質紙、赤ボールペン、鉛筆、消しゴム。

・ラフの制作

制作用にいただいた枠線とアタリの文字を、上質紙に原寸で出力し、ラフを鉛筆で描き込みます。原寸で描くと実際の文字と絵のバランスがつかみやすくなります。いただいたイメージイラストから私らしいタッチにアレンジしました。


鉛筆でラフを描き込む。(クリックで拡大)


鉛筆でラフを描いたら、スキャナでスキャンします。スキャンしたラフのバランスを、Photoshopで調整します。その際に、必要であれば新たに鉛筆で描き、スキャナで取り込み配置し直します。


スキャンしてPhotoshopの処理へ。(クリックで拡大)

画像は、追加で描いた絵です。ラフは本番の下絵に使用するので、ここでしっかりバランスを整えます。
バランスが整ったら、イメージがつかみやすいように軽く着色します。最終、黄色ベースとピンクベースで提案しました。


黄色ベースの提案。(クリックで拡大)



ピンクベースの提案。(クリックで拡大)


黄色ベースが採用となりました。色調整が入りましたが、本番を進めながら行うことになりました。

・本番の制作
木製パネルに、マーメイド紙を水貼りします(アルシュや他の紙の時もあれば、木に直接描く時もあります)。

紙が完全に乾燥したら、ジェッソ(下地材)を塗って乾燥させます。1回だとムラがあるため、2回繰り返します。ジェッソを塗ると絵具の発色が綺麗なので、必ず塗ります。



チャコペーパーで複写する。(クリックで拡大)

パネル貼りをした紙の上に、チャコペーパーを置きます。その上に、原寸サイズで上質紙にプリンター出力したラフを重ねて、マスキングテープで止めます。ラフの線を赤いボールペンでなぞり、紙に下絵をトレースします。

その際、下絵がパネル貼りした紙にトレースされているかを必ず確認します。 下絵のトレースができたら、アクリルガッシュで着色を始めます。食べ物がより美味しく見えるように色を観察しながら着彩していきます。水で消えるチャコペーパーを使用しているので、描きながら下絵の線を消します。


制作の途中。(クリックで拡大)


この時「おいしくな~れ」と願いながら描きます。このあたりはお料理を作る過程と似ています。子供向けの絵本なので、モチーフの形が分かりやすいように、枠線をつけています。

枠線は美味しく見えるように、暖色で描いています。下絵の線と多少形が変わっても本番でより良い形となるように描いていきます。全体の色がまとまったら完成です!



着彩終了。(クリックで拡大)


今回はデータでの納品なので、原画を高解像度でスキャンし、Photoshopで仕上の調整をします。
RGBでほこり等の除去や、色調整をしてから、CMYKに変換し、必要に応じてCMYKでも色調整をします。



仕上げの調整をして完成。(クリックで拡大)


JPEGデータで納品します(原画納品の場合は原画を送ります)。今回は1回でOKでしたのでこれで終了です。


どうようえほんの内容。(クリックで拡大)


表紙。

 

次回は髙安恭ノ介さんの予定です。
(2018年12月12日更新)

 

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