●企画展「MUSIC ILLUSTRATION AWARDS 2018」の作品制作
・作品について、アイデア
2018年5月3日~6日 KATA(東京)で行われた「MUSIC ILLUSTRATION AWARDS 2018」へ参加した作品の制作経過です。
参加者は12インチサイズのレコードスリーブをキャンバスに描くことが決められており、私は「おじさんおばさんがカッコイイダンスをしてるところ」を描きたかったので、そういう音楽が聴こえそうな架空レコードジャケットをテーマに制作。
完成イラスト(クリックで拡大) |
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・使用ツール
シャーペン、水性ペン、ターナーアクリルガッシュ、筆、Illustrator(クライアントワークの場合は、ペンで手描きしたものをスキャン、Photoshop、Illustratorでのデータ納品が多い)。
愛用の筆、ターナーアクリルガッシュ。(クリックで拡大) |
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・ラフスケッチ
思いついた案を、ペンでイメージラフを描く。いろんなダンスポーズの画像を参考に組み合わせました。
イメージラフを描く。(クリックで拡大) |
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ラフをスキャンで取り込んで、大体の色決め。いつも色数が多いのですが、今回はカッコイイ感じにしたかったので色数が少ない案に決定。
色のパターンを検討する。(クリックで拡大) |
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・制作過程
今回はダンスポーズをメインに見せたいので、線画を原寸コピーして身体の線をトレースし、絵の具で塗っていく。色は絵の具を混ぜて理想の色をつくっています。
色は絵の具で塗っていく。(クリックで拡大) |
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全体が見えてきたら、その時の感覚で色を考えたりパーツを追加したりしてしまうので、きっちりイメージ通りにはなりません。
身体部分を勢いよく塗りすぎるので大体ふくよかになってしまったり、絵の具が垂れてしまったらその上から何かを描き足したり…。絵に遊びが見える仕上がりにしたいので、ミスもおもしろいと思って(うまいことごまかして)、自分のオリジナル作品の時はやり直しをほとんどせず仕上げます。
ミスも前向きに絵に生かす。(クリックで拡大) |
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最後に集中してラインと顔。ベタ塗りと線のキレイさを大切にしてるので、気づけば息を止めています。文字を描き完成。
完成イラスト。(クリックで拡大) |
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パッケージに入れて提出。とても楽しく描けた作品でした。
12インチサイズのレコードジャケットが完成。(クリックで拡大) |
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次回は尾崎カズミさんの予定です。
(2018年7月18日更新) |