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台北でのPopUp-Shopに出展する作品制作
・展示販売用の作品(テーマ:TOKYO 2018)
東京原宿のギャラリー(L'illustre Galerie LE MONDE)が企画。複数の作家が出展するPop-Up Shop(台北)のために一点原画を制作しました。あまりテーマを決めて制作することがないので、とりあえず戌年と東京タワーカラーを意識しました。
額装した完成作品(クリックで拡大) |
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・使用ツール
基本、シャーペン0.2~0.5mm・固形の顔彩(たまにアクリル)を使用。クライアントワークの場合、スキャンしデータ納品(Photoshop CC、Illustrator CC)。最近Apple Pencileを購入したこともあり、今回ラフ画をデジタルで初挑戦してみました。
主にシャーペンや顔彩を使用。(クリックで拡大) |
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オリジナル作品の場合は、少し異次元の構成に持っていくことが多いです。余白とのバランス、人物と動物が面白く組み合わさる構成を考えます。
・ラフ画
ラフ画を原寸でプリントし、本番用の紙(主にホワイトワトソン紙)にアタリをつけて描き出します。アナログですがプリントした紙の裏を鉛筆で塗りつぶし、インクの出ないボールペンで軽くアタリを付けます。ラフも荒いので、あまり細かくトレースはしません。
ラフを描く。(クリックで拡大) |
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・本描き
全体的にアウトラインからモノクロの状態で、ある程度描き進めます。一番失敗したくない目から描き込みます。
髪の毛やまつげ部分は、粗めに塗り込み→消しゴムで陰影を出す→0.2か0.3mmのシャーペンで細かく描き込む→消す→描き込む、を何度か繰り返します。
いつからこのような描き方になったのか覚えていませんが、我ながら疲れる描き方にしてしまったなぁと、いつも思います。作品によっては、先に色を入れてから描き込む場合もあります。
本描きが目から描き始めることが多い。(クリックで拡大) |
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原色を使うことが多いので、パレットを使うことがあまりありません。固形の絵の具から、直接紙に塗り込みます。
色は原色を使うことが多い。(クリックで拡大) |
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・額装
今回は指定サイズの額とマットをいただいたので、それに合わせて描きました。個展の場合は、作品が出来上がってから額の色やフレームの太さを決めることもあります。作品はすべてデータ化し、保存しておきます。
次回はCHO-CHANさんの予定です。 (2018年6月18日更新) |