Portfolio NOW！

このコラムでは、毎回1人のデザイナーに旬のデザインを見せていただき、その作品作りのきっかけ、コンセプト、世界観、制作テクニックなどを語っていただきます。リレーコラムですので、掲載クリエイターには次の方にバトンを渡していただきます。

Illustrator FILE 42

北村佳奈

絵描き。個展、グループ展多数：クロージングネオヴィジョン 新たな広がり／長野県信濃美術館など。広告媒体や、ファッションブランドへのアートワーク提供など幅広く活動中。Google Impact Challengeアートワーク制作などを担当。目に見える世界を描きながら、見えない世界と繋がっているような、感覚。
http://www.kanakitamura.com/
https://www.instagram.com/cancan_/

● 美術館でのグループ展用の作品制作

・イラストのアイデア

グループ展のため、それぞれに壁が割当てられるので、その中でどんな展示にしようか考えていきます。壁が広く高さもあったので、たくさんの作品をランダムに飾ることにしました。

・使用ツール

顔彩、水彩紙、木版

・制作準備

絵の土台は木版に、水彩紙を水張りします。そのまま展示するので横まで包み後ろ側でテープで止めています。

木版に水彩紙を水張りする。（クリックで拡大）

後ろ側をテープで止める。（クリックで拡大）

仕上がりを上から見る。（クリックで拡大）

・題材選び

いつも、日々撮った写真や、テーマに沿って撮った写真をもとに作品を描いているので、自分で決めた今回の展示のイメージ、テーマから写真を選んでいきます。

写真を選ぶ。（クリックで拡大）

今回はこの写真をベースに制作する。（クリックで拡大）

・制作

決めた写真を見ながら描いて、作品を完成させていきます。

（クリックで拡大）

（クリックで拡大）

（クリックで拡大）

・仕上げ

保護のためUVグロスバーニッシュをかけます。

（クリックで拡大）

・完成

バランスをみながら展示して、完成です。

展示準備の作業風景（クリックで拡大）

作品を並べていく。（クリックで拡大）

全体の展示風景。（クリックで拡大）

次回はまるやまあさみさんの予定です。
（2018年4月17日更新）