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Portfolio NOW!

このコラムでは、毎回1人のデザイナーに旬のデザインを見せていただき、その作品作りのきっかけ、コンセプト、世界観、制作テクニックなどを語っていただきます。リレーコラムですので、掲載クリエイターには次の方にバトンを渡していただきます。

 

Illustrator FILE 30

スズキトモコ

イラストレーター。主なお仕事は、広告、旅行ガイドブック、絵本、書籍、キャラクター、ステーショナリーなど。オリジナル雑貨ブランド「playtime studio」を展開、オンラインショップにて販売中。
http://www.tomo-com.com

●iOS/Android版の子供向けアプリのイラスト

・子供向けのアプリ「ゆびつむぎ」のイラスト

子供向けのアプリ「ゆびつむぎ」のイラストを担当しました(画像1)。動きがあるアプリのイラストなので、今回は1枚絵だけではなく、各キャラクターをパーツ分けして納品しました。
http://apps.xtone.co.jp/yubitsumugi/


画像1:完成したアプリ画面(クリックで拡大)
 

・ラフ制作

打ち合わせ時に、先方から「森の動物たちを楽しく動かしたい」、「子供が親しめるような、絵本のような世界観」というご要望があり、それを踏まえてラフを制作(画像2)。今回は全体の世界観が分かるように背景の柄なども細かく描いていますが、その前にプリントの裏紙などにかなりラフに描きながら、イメージを固めていきます。

また、各キャラクターごとに動きのイメージを加えたラフも描きました。先方とのやりとりをしながら、アイデアを出し合い、動きのラフ案を出していきます。(画像3)。


画像2:要望をもとにラフスケッチ。(クリックで拡大)
 画像3:動物の動きのラフ案。(クリックで拡大)

・仕上げ

ラフのOKが出たら、着彩作業へ。ソフトはIllustratorで制作するのですが、手描きの線を活かしあたたかみを出したいので、画像4のように、アウトラインを線画で描き、スキャナで取り込みます。


画像4:線画をスキャナで取り込む。(クリックで拡大)


その際、手描きらしい歪みを意識して、太めで柔らかい線で描きます。それを高解像度でスキャンし、Illustratorの画像トレースを使ってパスに変換します。それをPCの画面上で貼り絵のように組み合わせていきます。

まず背景から、全体の色を見ながら制作。木の中に模様を入れていき、柄がうるさくならないように調整(画像5)。

重なり合った時に色がかぶらないように注意しながら、動物たちも制作。子供たちに親しみやすいようなフォルム&明るめの色彩を意識しました。これで完成です。素材は各レイヤーに分けて納品です(画像6)。


画像5:背景の木を着色。(クリックで拡大)

画像6:色がかぶらないように配色。(クリックで拡大))

・使用ツール
iMac、Illustrator、スキャナ、コピー用紙、シャープペンシル(0.9mm)


次回は金子典生さんの予定です。
(2017年4月6日更新)

 

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