●今まで描いてこなかった新しいモチーフを描く
●アイデアや構想について
友人の実家の猫たちがモチーフ。描きたいものは日常に感じる希望だけではないかもしれないと感じ始めていたところ、友人の猫たちと直接触れ合ったことでその際に感じた暖かさや穏やかさを感じられるものも形にしたいと思い至り今作を描きました。その際に猫たちと星とが入り交じるような少し夢の中のような構図にしています。
●使用ツール
キャンバスパネル(M6号)、ジェッソ・アクリル絵の具。
完成イラスト。(クリックで拡大) |
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●ラフスケッチ
普段から撮影した写真を元に描くことが多く、今回もそのような形で制作しました。
●ワークフロー
(1)構図決め
写真を元にしておおまかに描き始めていきます。
写真をベースにしてラフを描く。(クリックで拡大) |
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今回は別の写真の猫たちを組み合わせています。
(2)下地塗り
キャンバスパネルにジェッソを複数回塗り重ねていきます。この時紙やすりなどで表面を滑らかにしながら画面を整えていきます。こうすることで絵を描いている際の画面の引っ掛かりが少なくなったり良い発色になります。
(3)描画
描きたい構図に向けて色を塗り進めていきます。夜空の中に星とともにきらめく白い猫たちを描きたかったので、寒色ベースの色味で進めました。
夜空の星と猫のイメージで。(クリックで拡大) |
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途中引きで作品を観察したりながら、
細部だけではなく全体を眺めることも大切。(クリックで拡大) |
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どう色を乗せていくか考えつつ写真を撮り、iPadにて構図の確認、デジタルにて加筆する経過のイメージを固めていきます。
iPadで構図の確認。(クリックで拡大) |
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そこからまたバランスを見ながらモチーフを足しつつ書き進めていき完成です。
デジタルで仕上げて完成。(クリックで拡大) |
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●絵のポイントについて
モデルが存在する場合は、よりリアルにその時感じた気持ちを大切にしたい思いが強くなるため、筆致は残しつつ、しっかり寄せて描くようにしています。
次回は杉浦由紀さんの予定です。
(2024年12月19日更新) |