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リレーコラム
女子フォトグラファーの眼差し

本ページは、女性フォトグラファーの皆様によるリレーフォトコラムです。カジュアルなプライベートスナップから作品まで、仕事とも一味違う、リラックスしたパーソナルショットを拝見できればと思います。カメラはiPhoneなどスマホもOKです!

 

第92回

沼山かおり

1982年東京生まれ。写真スタジオに勤務し、2013年に独立。「Cui Cui Photo Works」として活動開始。都内を中心に、全国各地で家族写真の出張撮影を行う。ご依頼の7、8割が「日常撮影」というちょっと珍しいフォトグラファー。7歳、2歳の息子とフォトグラファーの夫と4人暮らし。
https://numayamakaori.com
https://www.instagram.com/cuicuiphotoworks/



 


▲「ほうほう、君は富士山型だね」のうなじ。(Canon 5D MarkⅣで撮影)。(クリックで拡大)
 
 

▲「切りそろえたようなまっすぐだね~」のうなじ。(Canon 5D MarkⅣで撮影)(クリックで拡大)


▲伝説の「お、おたまじゃくしのようじゃないか!!」のうなじ。(Canon 5D MarkⅣで撮影)(クリックで拡大)
 


▲次男のマイナンバーカード用に撮影した写真。新プロジェクト『2歳前後の証明写真』のきっかけとなる。(iPhone12で撮影)(クリックで拡大)
 

●母のフェティシズム

私は自分の仕事にかこつけて、勝手に撮り溜めているものがあります。
それは、赤ちゃんの「つむじ」と「うなじ」です。

「フェティシズム」とは「偏愛」であると記されておりましたが、私にとって赤ちゃんの「つむじ」と「うなじ」は、確かに、母性的偏愛です。

ハマったきっかけは我が息子たち。

長男はつむじが2つあります。
右の渦にも、左の渦にも巻き込まれることのなかった真ん中の毛がピョンと、小さなポニーテールのように跳ねている。
これがたまらなく愛しいと思いました。

サラサラストレートの長男と打って変わって、ルネサンス絵画の天使のような髪型の次男は、襟足の毛がふわふわくるんで、それはそれは可愛い。
うなじの柔らかな窪みにピタっと私の鼻をはめ込んで、襟足を顔面いっぱいに感じたいという欲求を常に感じさせます。
まあ、うなじは襟足込みですね。

このように、我が息子たちの特定の部位への愛しさはお客様の子にも派生しました。

撮れば撮るほどその個性にグッときて、
「ほうほう、君は富士山型だね」とか、
「切りそろえたようなまっすぐだね~」とか、
「お、おたまじゃくしのようじゃないか!!」など、
勝手に分類まではじめる始末です。

これは私のプロジェクトとして今後も続けていきたいです。
いつか、親御さんの許可が降りれば写真集としてまとめたいと思っています。

ちなみにですが『2歳前後の証明写真』という新プロジェクトも始動し始めております。
証明写真を撮るのがもっとも困難な2歳前後の真顔の写真というのは、見れば見るほどじわじわくる。
マイナンバーカード用などに撮影した2歳前後の証明写真をお持ちの方はご一報ください。
 


次回はやどかりみさおさんです。
(2021年6月9日更新)



●連載「女子フォトグラファーの眼差し」のバックナンバー
第33回~
第1回~第32回

 

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