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リレーコラム
女子フォトグラファーの眼差し

本ページは、女性フォトグラファーの皆様によるリレーフォトコラムです。カジュアルなプライベートスナップから作品まで、仕事とも一味違う、リラックスしたパーソナルショットを拝見できればと思います。カメラはiPhoneなどスマホもOKです!

 

第85回

川しまゆうこ

千葉県生まれ。大学在学中に写真を撮り始める。第17回写真『ひとつぼ展』入選。スタジオ勤務後、フリーアシスタントを経て、2005年からフォトグラファーとして活動。雑誌、書籍、広告、Webなどの媒体で、人、暮らし、料理、旅、風景の撮影を手がける。
https://kawashimayuko.com/
Instagram:@kawashimayuko_peeco

 


▲屋台でカレースープの朝食。(クリックで拡大)。Nikon FM2/35mm単焦点/AGFA-vista100(以下すべて同じ)

 
 


▲寝台列車の朝。人でギュウギュウ。乗客がいろんなオヤツをお裾分けしてくれる。(クリックで拡大) 



▲バスケットの中にアヒルと鶏。(クリックで拡大)

 


▲長距離バスもギュウギュウ。足元に荷物とアヒル、屋根には子豚とバイクが積まれていた。(クリックで拡大)。

 
 


▲フォーと山盛り野菜。(クリックで拡大) 



▲チェーの屋台、2杯は食べる。(クリックで拡大)

 
 
●ベトナムの旅

写真を撮り始めたのは、20年以上前。
当時はデジタルカメラなんてなく、フィルムで撮るものだと思っていた。大学在学中に夜間の写真スクールに通い、モノクロフィルムで撮って、現像、プリント作業。
東京へ出て、フリーランスになってからは、自宅暗室のカラープリントに移行。

時は流れて、仕事はデジタルが主流。
コロナの影響で仕事が減り、ぽっかり空いた時間に、引越し後の部屋と、過去写真の整理をした。大量のフィルム、ベタ焼き、プリントで棚がいっぱい。

今回は、その中から自分の原点となった、ベトナム旅の写真たち。

20代は大量のフィルムを入れたバックパックを担ぎ、旅をしながら写真を撮っていた。
どこの国でも、街並みや風景は美しく、撮影しやすい。
若い頃は人見知りが抜けず、街で人を撮ることが苦手だった。

ベトナムに足を踏み入れた途端。すぐに集まってくる人懐っこい人々。
安くて美味しい料理とカラフルな屋台。人、物、動物であふれる交通機関など。とにかくオープンマインドで、何でもあり。ただただ楽しく、夢中で人と食べ物にレンズを向けた。
この解放感にハマり、北から南へ向かうルートで3回旅をした。

ベトナム旅のおかげで、人と料理を撮ることが好きになった気がする。

今年は、立ち止まり、ゆっくり自分を見直す1年。純粋に好きなもの、心が動くこと、根っこはずっと同じ。写真を撮ることで自分が保たれる。

愛用しているPENTAX67Ⅱの寿命が近いけど…。
新しい世界に向けて、デジタルと仲良くしつつ、放ったらかしの暗室も復活させたい。
早く、自由に旅をして、人を撮れる日常がひらかれますように。



次回はうつゆみこさんです。
(2020年11月12日更新)


●連載「女子フォトグラファーの眼差し」のバックナンバー
第33回~
第1回~第32回

 

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