道を歩いていて出会った子猫。(すべてCanon 6Dで撮影)。(クリックで拡大) |
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電線で寛ぐ雀。(クリックで拡大) |
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道端で休む蝶々。(クリックで拡大) |
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●近くて遠い世界
道を歩いていると私はいつも人間以外の生きものを探してしまう。
雀や鳩やカラスでさえも、この世界に人間以外の生き物がどこかにいることにホッとできるからだと思う。人が作ったおそらくあまり快適ではない環境下で、ただ淡々と生きている彼らを見るといろんなことを思う。
台風や酷暑や寒波の時はどこでどうやって凌いでいるんだろう? と思う。私ばっかり快適で安全な場所にいて後ろめたい気持ちになったりもする。私と同じ町に住んでいるけれど、彼らには私とは違う日常があって、流れる時間の速さも違う。私の一年は雀の一生分、猫の数年分。
そう思うとこの一期一会がとても貴重に思えてくる。同じ世界に住みながら違う時間を生きる隣人たちをこれからも見つめていきたい。
次回は石橋 絵さんです。
(2019年8月19日更新)
●連載「女子フォトグラファーの眼差し」のバックナンバー
第33回~
第1回~第32回
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