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リレーコラム
女子フォトグラファーの眼差し

本ページは、女性フォトグラファーの皆様によるリレーフォトコラムです。カジュアルなプライベートスナップから作品まで、仕事とも一味違う、リラックスしたパーソナルショットを拝見できればと思います。カメラはiPhoneなどスマホもOKです!

 

第70

永冨恵子

神奈川県生まれ。現代写真研究所31期生。飼っていた猫たちを撮ろうと祖父の一眼レフを借りて撮り始めたのが写真にハマるキッカケでした。その後、ノラ猫を撮りに繁華街に繰り出したり、引きこもりを撮りに支援団体に入ったり、仕事として写真を撮ったりするようになるとは思いもしませんでしたが…。この先もずっと私の人生の傍にカメラがあってその時感じた何かを残すのだと思う。
主な写真展:コニカミノルタフォトプレミオ「東京ノラ猫生活」、富士フォトサロン新人賞奨励賞「引きこもりから社会へ」、コニカミノルタプラザ「あの日の後を生きて行く〜 ペットと人の3.11〜」など。出版物:「元引きこもりたちの若者たちのニュースタート」禅フォトギャラリー。

 


道を歩いていて出会った子猫。(すべてCanon 6Dで撮影)。(クリックで拡大)
 
 

電線で寛ぐ雀。(クリックで拡大)
 

道端で休む蝶々。(クリックで拡大)



●近くて遠い世界

道を歩いていると私はいつも人間以外の生きものを探してしまう。

雀や鳩やカラスでさえも、この世界に人間以外の生き物がどこかにいることにホッとできるからだと思う。人が作ったおそらくあまり快適ではない環境下で、ただ淡々と生きている彼らを見るといろんなことを思う。

台風や酷暑や寒波の時はどこでどうやって凌いでいるんだろう? と思う。私ばっかり快適で安全な場所にいて後ろめたい気持ちになったりもする。私と同じ町に住んでいるけれど、彼らには私とは違う日常があって、流れる時間の速さも違う。私の一年は雀の一生分、猫の数年分。

そう思うとこの一期一会がとても貴重に思えてくる。同じ世界に住みながら違う時間を生きる隣人たちをこれからも見つめていきたい。



次回は石橋 絵さんです。
(2019年8月19日更新)


●連載「女子フォトグラファーの眼差し」のバックナンバー
第33回~
第1回~第32回

 

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