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リレーコラム
女子フォトグラファーの眼差し

本ページは、女性フォトグラファーの皆様によるリレーフォトコラムです。カジュアルなプライベートスナップから作品まで、仕事とも一味違う、リラックスしたパーソナルショットを拝見できればと思います。カメラはiPhoneなどスマホもOKです!

 

第61回

キムアルム/Ahlum Kim

1985年韓国生まれ。2009年東京ビジュアルアーツ卒業。コンプレックスや怒りは、人に会うことで乗り越えられると信じている。人間観察が好き。わたしにとって生きるということは、「常に何かを引き算しながら、大事なことがくっきりと見えてくること」。ドキュメンタリー、ポートレートを中心に活動中。
http://ahlumkim.com/

 


▲ママの花びらちゃんと、ユトちゃん、ピアちゃん(ゲストハウスの名前がユートピア)。ISOを上げて撮るのが好き。ノイズが好きなので足したりする。
Canon 5D Mark IIIで撮影。Photoshopでフィルムに近い雰囲気にRAW現像。(クリックで拡大)
 
 

▲夕日が綺麗だった。私たちはたわいのない話をしながら、夕飯を何にするか話してたり。
Canon 5D Mark IIIで撮影。Photoshopでフィルムに近い雰囲気にRAW現像。( クリックで拡大)


▲ズッキーニ科の野菜。私には、特別じゃない料理が一番特別。
Canon 5D Mark IIIで撮影。Photoshopでフィルムに近い雰囲気にRAW現像。(クリックで拡大)
 


●アンニョンハセヨ。

私は韓国の慶州(奈良と姉妹都市の田舎)出身。東京の暮らしはもうだいぶ長く、12年目となる。

最近は、3ヶ月に一度のペースで、実家に帰るようにしている。たまにどっちが故郷か分からなくなったり、言葉もおかしくなるけれど、私はあえてそのリズムを楽しもうと思う。

だいたいオフシーズンを過ぎてから、安いチケットで帰ることが多い。今年の秋の始まりに、実家の犬が初出産をしたので、わざわざ会いに行った。本当は出産を撮影したかったけど、母が「何かね、朝起きたら、もう2匹生まれててさ」って。そういえば、ニワトリたちの卵もひよこになったので、もう大家族。

今回の帰省も、いつものように、朝の8時頃起こされて、寝ぼけたまま、ご飯とスープとキムチを食べて、私は、韓国人に戻る。食べるものが変わると、人間は性格も、エネルギーの種類も変わるような気がする。だからといって強くなるとかじゃなくて、言いたいことなんでも言うとか(笑)。

実家は山のすぐ下で、ゲストハウスを経営しているので、週末はいつも観光客で賑わう。私もそうだけど、人と関わる仕事をしている親の背中を見ながら、人間臭く生きることについて考えさせられる。そうすると、自分のちっぽけな悩みが、光の速さで消えて、どこかに隠れてしまう。

何か悩むときは必ず、母が私の歳だった頃を勝手に思い浮かべる(少しは想像で)。母親が大事にしていること、私が今一番大事にしていること、なりたくないもの…それらが少し重なって見えたり。そしてちょっとずつ親のいい癖まで、真似をするようになる。

なかなか「サランヘヨ(愛している)」とか言えない。
なぜなら、最後みたいだから。そこまで、もう少し過程が必要みたい。
 


次回は菊池和歌子さんです。
(2018年11月21日更新)



●連載「女子フォトグラファーの眼差し」のバックナンバー

 

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