
▲2023/06/04。場所不明。両側にある紺色のタイルがすてきだと思った。まんなかのスペースは「本来広告とかポスターとか貼りそうな場所にいまは何もないやつ」と呼んでいる。(iPhone11で撮影)。(クリックで拡大) |
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▲2022/06/27。六本木駅、日比谷線ホームへむかうところ。これはなんだ!? 青空と雲なのか!? これわたしの最寄駅にもほしい! と思った。(iPhone11で撮影)。(クリックで拡大) |
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▲2023/04/02。渋谷駅、銀座線のエスカレーター降りたところ。急に現れたコンセントつきの作業ブース(?) 椅子があったらカフェやん、と思った。かっこいいからここで仕事したい、と思った(一度も利用していない)。銀座線きれいだな? こんなブースまでできたのか? かっこいいけど、ここで作業しなくちゃいけないような人は相当急ぎの案件なんだろうな? と想像した。(iPhone11で撮影)。(クリックで拡大) |
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▲2023/07/01。市ヶ谷駅、都営新宿線のホーム。「本来広告とかポスターとか貼りそうな場所にいまは何もないやつ」第2弾。都営新宿線のうぐいす色みたいなカラーと壁のうすい水色の配色がとてもいいなと思った(調べてみたら都営新宿線はリーフという色らしい。かっこいい)。(iPhone11で撮影)。(クリックで拡大) |
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▲2025/01/31。新宿駅、マップレンタルに近い出口(多分)。「本来広告とかポスターとか貼りそうな場所にいまは何もないやつ」第3弾。え! これアート? と思いながら撮った。こんなにきれいに銀色が貼られているけれど、この上に貼られるポスターは緊張してしまうのではないか? と思った。これはかなり気になった。(iPhone15で撮影)。(クリックで拡大) |
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●駅のときめき
わたしは人間が好きで、ポートレートばかり撮ってきました。ひとりでどこかに写真を撮りにカメラ片手に出かける、ということに苦手意識があり ほぼやったことがありません。このフォトコラムのお話をいただいたときも当たり前に誰かを撮った写真にしよう、と考えていました。
広告系のカメラマンに弟子入りしていたので、決まった勤務先がなく、とにかく毎日いろんな場所へ向かうために とにかく毎日いろんな線の電車に乗っていました。車内はもちろん、ホームや改札を出たところの雰囲気が路線によって全然違うことがたのしくて こんなに毎日違う電車に乗れてありがたい! と思っていました。
そこから、わたしって割と電車好きなんじゃないか? ということに気付き、心が動いたときには写真を撮るようになっていました。
誰かと一緒にいなくても、いい写真を撮らなくちゃと迫られていなくても、無意識のうちにカメラを起動させて写真を撮っていたという事実が わたしを安心させてくれました。
(2秒くらいで起動できるiPhoneは本当にすばらしいカメラだと思います)
Instagramに載せているのは誰かといるわたしが撮った写真ばかりなので、そういうののほうがいいだろうか…と 載せる写真をかなり迷ったのですが、わたしが見ていたときめきを、言葉と一緒にこうして一度まとめることができてとてもうれしいです。
次回は岩月ゆりさんです。
(2025年6月11日更新)
●連載「女子フォトグラファーの眼差し」のバックナンバー
第33回~
第1回~第32回
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