▲西陽しか入らない部屋 以下すべてCONTAX T3で撮影。（クリックで拡大） |
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▲綺麗だった夕焼け （クリックで拡大） |
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▲変わらない日をすごすもの （クリックで拡大） |
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▲中止になってただの紙となったチケット （クリックで拡大）
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2020年、未知の感染病によって私たちの生活は変わった。
外ではマスクをつけるようになり、なるべく人に会わないようにして過ごした。
そしてそのまま会うことができなくなった人もいた。
仕事以外で外に出ることは減り、休みの日はやることもなく、近所を散歩するようになった。
料理をすればいつもより凝ったものが作れたし、いつも見ている風景はいつも以上によく見えた。
毎日SNSに齧り付き、いつでも誰かと何かを共有しているかのように感じていた時間は減り、自分の時間が流れている感覚を実感した。
何度もやってくる何もない週末、同じ窓から外を見ていると、草がのびた、虫が出てきた、今日は風がある。そんなことに気がつくようになった。
数年経った今、街は以前と変わらない景色に戻っている。
長い映画を見ていたような、遠い国の出来事だったかのようにも思う。
ただ、世界中が同じように過ごしたあの時のまなざしは
日々が過ぎていく日常とは確実に違うものになっていた。
次回はヒサミツ ナツミさんです。
（2024年12月3日更新）
●連載「女子フォトグラファーの眼差し」のバックナンバー
第33回～
第1回～第32回
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