■一般的なストロボを使った撮影
まず最初に室内でストロボを使った撮影を行ってみた。カメラを3台順番に撮影するため、連結撮影をせずにCFに撮影画像を描き込んで撮影を行ったのだが、一通り撮影を終えて画像を確認してみると、ピントを外しているカットが多い。とにかく被写界深度が予想以上に狭く、ピントがシビアなのに驚いた。連結撮影をして、その都度ピントを確認しないと駄目だと痛感した。
ここのカットについては、初めて使う中判デジタルカメラで操作にも慣れていないこともあり、ジナーHy6に関してはピントが正確に合っていないことをご了承いただきたい。
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機種 : フェーズワン645DF / P45+ / シュナイダーLS 80mm / Capture One 5.1.
露出時間 : 1/125秒 レンズF値 : F8.0
ISO感度 : 100
(クリックで拡大。ファイル容量:約17.5MB)
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機種 : ハッセルブラッドH4D-50 / HC80mm / Phocus 2.0.1
露出時間 : 1/125秒 レンズF値 : F8.0
ISO感度 : 100
(クリックで拡大。ファイル容量:約22.4MB)
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機種 : ジナーHy6/ Sinarback eSprit 65 / クセノタールAFD 80mm / Sinar eXposure7.0.3
露出時間 : 1/125秒 レンズF値 : F8.0
ISO感度 : 100
(クリックで拡大。ファイル容量:約12.4MB)
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■ISO400の撮影
中判デジタルというと十分に光量のあるスタジオで使われるのが一般的だが、逆光で光量が少ない野外的なシチュエーションを想定してISO400で撮影をしてみた。
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機種 : フェーズワン645DF / P45+ / シュナイダーLS 80mm / Capture One 5.1.1
露出時間 : 1/30秒 レンズF値 : F4.0
ISO感度 : 400
(クリックで拡大。ファイル容量:約19MB)
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機種 : ハッセルブラッドH4D-50 / HC80mm / Phocus 2.0.1
露出時間 : 1/30秒 レンズF値 : F4.8
ISO感度 : 400
(クリックで拡大。ファイル容量:約23.9MB)
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機種 : ジナーHy6/ Sinarback eSprit 65 / クセノタールAFD 80mm / Sinar eXposure7.0.3
露出時間 : 1/30秒 レンズF値 : F2.8
ISO感度 : 400
(クリックで拡大。ファイル容量:約11.3MB)
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■それぞれのカメラボディで撮影をした感想
・フェーズワン645DF
ファインダーの見え方は良好で、AFも高速。露出モードやAFのシングルショット、コンティニュアスの選択もダイアルなので、戸惑うことはなかった。ただし、スクリーン全体が写るわけではなく、スクリーン全面より少し内側に引かれたラインに沿ってトリミングされることは慣れが必要。撮影に没頭すると、ついついスクリーンの全面で撮影をしてしまうこともあった。
・ハッセルブラッドH4D-50
ファインダーを覗いて見えた印象が3機種の中で非常に気持ちがよく、スクリーン全面を撮影できるのでフレーミングもしやすい。ピントの切れ味も一番快適だった。また、シャッターを切ったときのショックは一番大きいが、「撮っている」という感覚が一番する。モデルを撮っているときに、一番気分が盛り上がりそうなカメラボディだ。
ただし、プリズムの横に付いている「EXPボタン」で露出モードを切り変えるなど独特なところがあることや、カメラの状態はすべて液晶モニタに詰め込まれているので、その情報を読み取るのにマニュアルを見ないと分からない。例えば、誤ってAEロックがかかって操作が中断してしまうことが何度かあったが、ロックがかかってしまっていることが読み取れないなど戸惑うことがあった。
・ジナーHy6
シャッター関連では、3機種の中で音や振動がもっとも低くて快適だった。手持ちの撮影に一番耐えられると思う。静かなので、ブツ撮りには最適だと思った。カメラボディ左側面のスイッチ類は昔ながらのスイッチをアイコンに合わせて回転させることによって切り換える方式なので、説明書を見なくてもなんとなく操作できる。いきなり説明なしでも使用することは可能ではないかと思うぐらいだ。
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