・PhaseOne シュナイダー全レンズレビュー
・第5回 PhotoShop CS6 Extendedの新機能
・第4回 SONY NEX-7をテストする
・第3回 フィルムをシミュレーションする「DxO FilmPack3」
・第2回 富士フイルム「X10」
・第1回 ミラーレス一眼「ニコン1 V1」
・PHASE ONEを次のステージに牽引する
シュナイダーの交換レンズ
・写真表現を極めた高精度ビューカメラ
「COLAVOLEX V2」の開発コンセプトに迫る
・第1回:ミニノートPCで最小構成の連結撮影
・ストロボコントロールプラグイン「Profoto Air」
・自動画質向上RAW現像ソフトウェア「DxO Optics Pro 6」
・デジタルカメラバック
Aptus II 10R
・直観的に使える現像ソフト
「Capture One 5 Pro」
「Profoto Air」は、Profoto社のストロボを無線コントロールする機能の総称だ。最近ではストロボのみならず、同社のタングステンライト、HMIライトもこの Profoto Airからコントロールできるようになっている。ストロボに関しては当然、無線シンクロも兼ねている。
4月にCapture Oneのプラグイン「Profoto Studio」としてこのProfoto Airがリリースされ、C1上からシームレスなストロボ操作が可能になった。言葉だけだと伝わりにくいと思うので以下のムービーを見て頂きたい。
Profoto Air
VIDEO
このようにC1からストロボコントロールができることにより、撮影現場がどれだけ楽になるか、スタジオ撮影の多いフォトグラファーならすぐにお分かりいただけると思う。
それでは順を追ってC1からProfoto Airを使う解説をしていこう。
◀ まず必要なのはProfoto Air Systemを搭載したストロボ(Pro-8a Air、D1 Air、D4 Air/2011年4月現在)とProfoto Air USBトランシーバー。
もちろんC1はバージョン6以降が必要だ。
準備ができたらProfoto Studio Plug-in をダウンロードしインストール。
詳細はこちらへ。Profoto
◀プラグインはProfotoのサイトでメールアドレスを入れて、送られてきたアドレスからダウンロードになる。
◀ダウンロードされた「ProfotoPlugin.bundle」をダブルクリック。C1が起動し、プラグインをインストールするかを聞いてくるのでOKをクリックするとplug-inがC1に入る。
◀C1が起動したらまずツールを追加する。
プラグインは「Profoto Studio」という名前なので、C1のツールウィンドウから右クリック、ツールを追加>Profoto Studio を選択する。
◀ツールに入ったら、まず「Update」ボタンを押す。使用可能なプロフォトを探して登録するためだ。
これでC1からProfoto Studioを使ってのストロボコントロールができるようになる。
◀アップデート後。左の例ではD1が2台見つかった。
◀ツールの各操作は左のようになっている。アップデートで認識されれば、電源ボタンをクリックするだけで、すべてのストロボが電源オンになる。
◀各ストロボの出力調整はグループ選択をされたものが変わる。
グループがマスターになっていればそのすべてで一律調整になる。
このグループを分けておけば1灯ずつの調整ができる。
◀左の例ではAのストロボのパワーを6.0まで上げたと言うことだ。
◀ストロボのチャンネルと、グループ分けはストロボで行う。1灯ずつ違えてもよいし、規模によっては同じチャンネル、同じグループ名が複数台あってもよい。使い方はフォトグラファー次第。
◀4灯を4方向からライティングしてみた。
◀すべて同じ出力だと影が4方向に出る。
Profoto Studioツールの表示でも同じ出力と分かるだろう。
◀左後ろのストロボがA。それだけ+2出力を上げた。
◀左手前のストロボがB。それだけ+2出力を上げた。
◀右後ろのストロボがC。それだけ+2出力を上げた。
◀右手前のストロボがD。それだけ+2出力を上げた。
◀このようにライトの変更、そして、シャッターを切る、露出の調整までPC画面から離れることなくマウスクリックだけでできてしまう。
もちろん、この調整はプロフォトAirのリモートシンクロからも可能だ。
PCJ連載記事「Capture One 徹底使いこなし術 」の第14回、「Capture One 6.2でキヤノン、ニコンのカメラコントロール」でC1からカメラをコントロールできるようになったことを書いたが、このProfoto Airを組み合わせることにより、さらにC1だけですべてが制御できる環境になる。これはアシスタントも少なくて済むなど、撮影現場での省力化と時間短縮、さらにその結果として経費節減にもなるだろう。
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