●35mmデジタル一眼のイメージセンサーの場合
さて、35mmタイプのデジタルカメラのセンサーサイズはさまざまです。マイクロフォーサーズ、4/3インチからAPS-Cタイプ、そしてフルサイズといろいろありますが、とりあえず代表として35mmフルサイズを考えてみましょう。
現時点で35mmサイズで最大の画素数は3,600万画素。2,400万画素がそれに続き、1,680万画素クラスが主流です。センサーのサイズは36mm×24mm。3,600万画素となると長辺約7500pixelとなり、これが36mmの幅に入るわけですから1mmに208個のpixelが並んでいる計算になります。208pixel par mm 。これをdpiに直すと、なんと5,283dpiというすさまじい集積度になるわけです。そしてその1ピクセルの直径は単純計算で0.0048mmに当たります。よく使われる単位で言うと4.8マイクロメートル(μm)の直径を持つ穴だと考えていいでしょう。細い髪の毛の太さが約50μmといわれていますので、その10分の1の太さが1ピクセルだと言うことですね。
※ミクロンという単位でも表記されることがありますが、これは昔の単位でinchやヤードと同じ扱い。現在は国際基準でメートル法に則っているのでマイクロメートルが正しい。単位の記号は「μm」でどちらも同じ。1マイクロメートルは1メートルの100万分の1。1mmの1,000分の1に当たります。
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