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はじめに:中判デジタルカメラの最新トレンド




●本コーナーの目的

本コーナー「中判デジタルカメラ」は、当社が運営していたWebサイト「中判デジタルカメラ.jp」(協力:DNPフォトルシオ)から、主なコンテンツを移管して構成しています。今後、同サイトの主要コンテンツをProCameraman.jp内で展開することで、プロカメラマンのための総合Webマガジンとして、より広く、より深い情報をお届けしていきます。

本コーナーでは今後も、中判デジタルカメラに特化した情報、連載記事やインタビューによってお伝えしていきますので、ご活用いただければ幸いです。

本コーナーのスタートに際し、2014年春現在の中判デジタルカメラの最新トレンドを以下に簡単にまとめました。

●中判にCMOSセンサー

2014年早々、中判デジタルカメラシステムの世界にエポックメイキングな話題が駆けめぐりました。各社がこれまでのCCDセンサーを使ったデジタルバックではなくCMOSセンサーを搭載した新機種をアナウンスしたのです。

そして2014年2月13日から開催されたCP+2014の会場においてPHASE ONEのIQ250が実機展示されました。これまで大型・高画素のセンサーとして、CCDがデジタルバックのエンジン部分を一手に引き受けている状況だったのですが、この時点でCCDとCMOSが選べるようになったのです。

これまでCMOSセンサーは、高感度での低ノイズや画像の転送速度に優れた特性を持ちながら、大型化することによって画素間のばらつきやノイズの発生が問題となりやすかった。したがって、中判デジタルカメラシステムにはなかなか搭載することが難しかったのですが、性能の向上によっていよいよ製品化されることになったのです。

CMOSセンサーにより、中判デジタルカメラシステムでノイズのない高感度撮影や、スムーズなライブプレビューを実現しました。

●ロケにも中判を!

また最近の傾向として、中判デジタルカメラシステムを使用してロケーション撮影を行う機会が確実に増えています。これは中判デジタルカメラの中核となるボディがAF搭載機となり、スタジオだけで使用する機材といった考え方から、機動力の必要な状況でも画質を優先する場合は持ち出して使うことができるカメラシステムになってきたことが考えられます。

また、ここ数年の間にPHASE ONEのIQシリーズ、LeafのCredoシリーズのように、タッチパネルのレチナディスプレイを搭載した機種が現れ、アウトドアでの視認性が格段に向上したことも理由の1つと思われます.

今後の中判デジタルカメラシステムは、前述のPHASE ONE IQ250のようなCMOSセンサー搭載の機種が発売されることで、さらに機動力を増しハイエンド機の高画質を撮影場所や時間を選ばずに得ることができるようになると思われます。




2014年5月1日
ProCameraman.jp編集部




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