・リレーコラム:女子フォトグラファーの眼差し

・プロが愛用するコンパクトデジカメ

・私のレンズ、この1本





本ページは、女性フォトグラファーの皆様によるリレーフォトコラムです。カジュアルなプライベートスナップから作品まで、仕事とも一味違う、リラックスしたパーソナルショットを拝見できればと思います。カメラはiPhoneなどスマホもOKです!



第30回 黑田菜月

[プロフィール]
1988年生まれ。2011年 中央大学総合政策学部卒業。2013年第8回写真「1_WALL」グランプリ受賞。2013年第8回写真「1_WALL」ガーディアン・ガーデン(東京)、個展:2014年「けはいをひめてるガーディアン・ガーデン」(東京)、2015年「その家のはなしON READING」(名古屋)、2015年「ファンシー・フライト東塔堂」(東京)、2015年「provoke series no.2 けはいをひめてるMIDORI.so2 Gallery」(東京)

http://trynome.com/artist/natsuki-kuroda



▲撮影場所:近所(クリックで拡大)
■「Polaloid180」、FP-100C使用。F5.6、1/125


▲撮影場所:近所(クリックで拡大)
■「オートボーイジェット」、FUJIFILM業務用フィルム。ISO100



●視線の受け渡しについて

借りたカメラを使って撮った写真を見せたり、県外に住む遠く離れた知人とポラロイドを交換しています。

SNSにはまだつながっていないそれらの写真はクローズドで生々しい。

それらは、家族アルバムのように閉じた世界だけで機能している類のものかもしれません。

ネット上に流れていく無数の写真群たちを眺める一方で、現像したばかりのプリントの温かさや、封筒に入った写真の重みに立ち止まって驚きます。

目の前にいる相手に自分の「視線」を渡したり、相手の「視線」に重ね合わせるその緊張感に、わたしの心は奮い立たちます。

「何か」を形にする困難に、そうした経験は必ず結びついてきます。

最初のきっかけとなったり、ときには行き詰まった状態から立ち直らせてくれます。

普段ぼんやりしていろんなことを忘れてしまいそうなわたしにとって、写真は目が醒めるような緊張と興奮を与えてくれます。


次回はインベカヲリ★さんです。


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