・リレーコラム:女子フォトグラファーの眼差し

・プロが愛用するコンパクトデジカメ

・私のレンズ、この1本





本ページは、女性フォトグラファーの皆様によるリレーフォトコラムです。カジュアルなプライベートスナップから作品まで、仕事とも一味違う、リラックスしたパーソナルショットを拝見できればと思います。カメラはiPhoneなどスマホもOKです!



第22回 品田裕美

[プロフィール]
1983年生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後、出版社写真部勤務。2008年に独立し、フリーランスフォトグラファーに。「温度が伝わる写真」を目指し、主に雑誌・書籍・webでの撮影を行う。

http://www.hiromishinada.com





▲モロッコ、ワルザザード。砂漠へ向かう道中に発見した逃げ出すラクダ。
■撮影データ:Canon 5D Mark II
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▲カナダ、モントリオール。駅前を占拠していた謎の光景。
■撮影データ:FUJIFILM GA645Zi 
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▲スペイン、バルセロナ。円の中心で謎の儀式。
■撮影データ:Canon 5D Mark II(クリックで拡大)


●見てしまった「!?」を残したい。

年に一度は長い休みをとって旅に出ることにしています。
私にとって旅は、撮影の反射神経を鍛える合宿のようなもの。
目の前で起こる出来事を、逃さずカメラに収めねば!と、終始わくわくした気持ちで歩きます。

合宿のテーマはいつも同じ。その国で出会った「え!?」と「わ!!」と「なんで??」です。
しかし別にスクープを狙っているわけでもなんでもなく、あくまでも小さな小さな「!?」を集めることがテーマです。

目の前にどれだけ壮大な景色があっても、私はそこにいる人間の方に興味があるみたいです。
伝統舞踊を美しく舞うダンサーよりも、公園で散歩しているおじさんをジロジロ見てしまいます。
その国のふつうの暮らしの中に「人間らしさ」を探すことが、私にとっての旅なのかもしれません。

そして、じーっと見つめれば見つめるほど、そこにいる人が愛しくなり、人間が好きになっていく気がします。



次回は嶋本麻利沙さんです。


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