・リレーコラム:女子フォトグラファーの眼差し

・プロが愛用するコンパクトデジカメ

・私のレンズ、この1本





本ページは、女性フォトグラファーの皆様によるリレーフォトコラムです。カジュアルなプライベートスナップから作品まで、仕事とも一味違う、リラックスしたパーソナルショットを拝見できればと思います。カメラはiPhoneなどスマホもOKです!



第12回 市橋織江

[プロフィール]
1978生まれ。2001年独立。広告や雑誌、アーティストの写真などを幅広く手掛ける。映画「ホノカアボーイ」(2009年)の撮影、TV CMなどムービーカメラマンとしても活動。2013年には12年間の作品の集大成とも言える「市橋織江展 2 0 0 1 - 2 0 1 3 」を彫刻の森美術館で、2014年7月には CANON GALLERY Sにて写真展「Interlude」を開催。主な写真集に「PARIS」(PIE BOOKS)、「Gift」、「BEAUTIFUL DAYS」(MATOI PUBLISHING)などがある。

http://www.ichihashiorie.com







▲ワイキキの夜(上下とも)
Xperiaで撮影(クリックで拡大)



●スマートフォンもまた愉しい

田村ハーコから数年ぶりの連絡をもらったのは、どこかの空港にいる時だった。
その時点で、約1ヶ月後のリレーコラムの締切日までに、家に帰るタイミングがほぼなかったので、自宅に保管してある写真は使えない…どうしようかと迷ったが、久々のハーコからの便りが嬉しかったので、どうにかしたい。

このコラムの写真は、作品というよりはプライベートなスナップが好ましいとのこと。ならばとスマートフォンで写真を撮ってメールで送ってみることにした。
いざスマートフォンを取り出したのはワイキキでの夜、如何にも古びた小さなホテルのプールサイドで、ローカル感たっぷりの秘密めいたミニライブを観た、その幸福感の勢いで撮った。

とはいえ、スマートフォンのカメラはまったく使い慣れていないど素人であったため、イメージはモノクロだったのだけど、何故か緑色だけカラーのモノクロにしかならず、設定の変え方が最後まで分からなかった。

上の1枚は、奇跡的にモノクロに撮れた唯一の最初のワンカット。その後はモノクロにすることができず、結局諦めてカラーで撮った。

もう少しスマートフォンを使いこなす努力をするべきか、でも使えるようになってしまえばいちいちフィルムを詰めて大きなカメラを出すことが面倒になるのではないか、真剣に悩む。

両方上手く使い分け楽しんでいる方々の多い昨今、自分に合った向き合い方を見つけるのは簡単ではないなと思いながらも、それでも単純にスマートフォンを構えている時間も愉しかった。


次回はアベユキヘさんです。


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